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整理のためのグラレコ術 グラレコ初心者向け

 学びの場に色々と顔を出す中で、学んだことのアウトプットをどうしたら良いかわからないという話を聞くことが増えました。今回は、学びのアウトプットや思考整理のためのグラレコのやり方について自分なりにまとめてみます。
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グラレコとは?

 グラレコとは、「グラフィックレコーディング」の略称で、会議やワークショップで出た意見を絵・図・言葉で可視化する手法のことです。
 従来はリアルタイムで描くことを指しますが、recordingを動名詞と捉えると「記録すること」になるようなので、ここでは広義の意味で使用しています。
 グラレコを広義の意味で捉えた場合、個人的に次の4象限に分かれるかなと考えています。(リアルタイムではないものは、本来は「スケッチノート」のようです)

グラレコ1

 今回はこの4象限の中でも、内向けの「練習」「思考整理」に焦点を当てて書いていきます。学びを自分のものにしたい、学びをうまく記録したい人向けです。

まずは基本のキ

 グラレコ自体のコツは既に多くの人が書いているので、私なりのポイントだけかいつまんで紹介します。これらを意識するだけで、絵が描けない人でも簡単に可視化ができます。
・色は2〜3色で抑える
・簡単で良いので表情を描く
・○△□で描ける簡単なアイコンを使う
・紙面は余白を気にせず大胆に使う

グラレコ2

ポイント①置き換える(リアルタイム・後からどちらも)

 情報を整理し、わかりやすく可視化する上で、別の言葉やセリフに置き換えることが重要だと感じています。置き換えることで自分自身の理解も進みますし、後から見た時にも理解がしやすくなります。
 ・長い文章を一言で言うと?核となる言葉に置き換える
 ・場面や内容を文章ではなく、セリフに置き換える

グラレコ4

ポイント②構造化する(後から)

 描きたいことを頭の中で整理する時に、紙面にどう配置するか?を考えていくと、内容の整理にもつながりますし、見た目も分かりやすくなります。
 ・紙面をブロックに分け、何を描くかの下書きをする
 ・必要なスペース、分量を考えた上で、どの順に配置するか考える
 ・描こうとしている中身の関係性やつながりを捉え、それに即して配置する

グラレコ3

ポイント③絞る・要約する(リアルタイム)

 大事なことが沢山あると思うと、ついつい沢山描いてしまいがちですが、文章が多くなるほど、長くなるほど、結果見づらいものとなってしまいます。見やすい記録のためには、大胆に情報を厳選することも必要です。
 ・空白は気にせず、まず、書き始める
 ・話題が多い時は場所を離して描いていく
 ・「これは残しておきたい!後できっと必要!」と思うものだけ書く
 ・文章で書かずに、なるべく単語やセリフで書く
 ・タイトルや小見出しは一番最後に書いて紙面を調整
 (⬇︎見づらいですが書き順の雰囲気です)

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最後に

 ご覧いただきありがとうございました。グラレコ初心者の方に、少しでも学びのまとめや記録に役に立てば幸いです。
 色々書きましたが一番の上達のコツは数をこなすこと。とにかく機会を見つけて描いていくことが近道だと思っています。(そして私自身まだまだ研鑽中)

 ちなみにグラレコ本来の使い方で、しっかりとやり方を知りたい方におすすめなのはこれ。グラレコを広めた第一人者の方です。

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