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いつか見たテレビ。寝ぼけ眼で、 悪者を倒してくヒーローの背中。 ぼくらもきっとおとなになれ…
僕のご先祖がかつて選んだはずの言葉ってもんは それから数千年がたった今も僕らを悩ませてい…
私に今、救えるもの そんなものは、多分、 数えるほどしかなくて もどかしさの宿った背中が 青…
生きようとする前から、僕らは生きている。 何かにせっせと生かされているけれど、その手は見…
時を戻すように煙草に火をつける 当たり前なのだけれど、時は戻らない この世界には僕らの無視…
昨日見た夢の跡が 消えて無くなって 覚えているのは 君に会えたこと 君はもう夏色で、 海に溶…
もういいんです。もういいです。 もう要らないんだってば、もう。 分かったから、少し静かにして。 もう沢山です。十分です。 もう要らないんだってば、もう。 良かれと思って。それを全部善意ってことにしてしまったら、僕はここで息ができないよ。 年の功。そうだろう。だけどあなた、僕じゃないから。どこまでいっても違う生き物なんです。 苦労は買ってでもしておきたいところだけど、生憎タダでいただけるみたいなんです。本当です。 求めてないものばかりが寄ってくるせいで、自分が逃げてるみ
泣いてもないのに なんだかすべてがぼやけていて 赤も青も黄色も 僕を導いてはくれないね 進む…
眠る前だと言うのに、もう 今日が消えている気がする 夢に託すつもりもなく 抱え込んだ荷物が …
夜、平面になるこの星の上で どうか、どうか 君の同一平面上にいれますように こんなに離れた…
他愛ない冗談で凍えている指先 庭先で濡れたツツジが今朝の僕 五月のカーディガンが揺れてる …
擦り切れた僕に残された あの日のままの時計を見つめている。 どんなに耳をすませても 秒針の…
いらっしゃいませ。 マックシェイクSサイズの陰に隠れて 今日も私は眠るのだ ポテトを揚げる…
熟れた頃合に知らせてくれるアラームが私の 身体に埋め込まれていて、大音量で身体をビ リビリと震わせてくれたら。部屋にうんざり するほど、私の薫りで満ちていて、そんな朝 なら、一番に私を抱いてくれていたかな。傷 む前のすこし柔らかい私を君は見つけてくれ なかったね。熟れすぎた身体がぼとぼとと、 音を立てて落ちて、朽ちていつか骨だけにな っても生まれたままの心だけが種のように土 に還れなくて、泣くかな。