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フォームタイプの耳栓の装着方法

Amazonで耳栓を買った
僕の周囲ではAirPods Proが発売当初から流行ってて、とにかくノイズキャンセリングが良いと聞いていた。
自分も欲しいなと思ったのだけど、失くさずに使い続ける自信が本当に無くて買うのを躊躇した。そして、その結果として想いのはけ口の無さから耳栓を買ったのだ。

耳栓を使うのは人生で初めてだったのだけど、なかなか、いやかなり良い。

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耳栓を細く捻って耳の奥までねじ込む、すると徐々に元の形まで膨らみながら自分の聴覚を塞いでいく。
僕は元々片耳が難聴で全く聞こえないから、聴覚が失われていく感覚は妙にスリリングだったりもする。あと一機失ったら全聾なのだ。耳栓を買ってから数日は、突発性難聴とかで聴力を失う妄想を敢えてして泣きそうになったりした。

もしも、なけなしの片耳が聞こえなくなったら、スマホの自動書き起こしアプリと集音マイクをハックして、周囲の話していることが視覚化される装置を作ろうと思っている。
ゼロから作るというよりすでにある性能の良いサービスを使いやすく組み合わせるイメージだ。いい感じに身に付けられるものにできると良いな。
完全に聴力を失わなくても、年老いたら耳は悪くなるわけで、片耳の自分は普通の人よりも耳が遠くなりやすいんじゃないかと思っている。使い勝手の良い音声可視化装置があれば家族の会話に参加しやすくなってボケにくくなるのではないかと思う。

あと耳栓をして気づくことは、五感を塞ぐとやっぱり集中できるなってことだ。電車通勤の間ずっと耳栓をしてみたらずいぶん深く集中できてあっという間に目的地についた。
真偽は不明だけど、片耳難聴の人は左右の耳でバランスを取れないから雑音をうまくミュートできないと聞いたことがある。レストランとかで向かいに座っている人と話していて、利き耳側で誰かがうるさく喋っていると全く話が入ってこない。健常な人がどうなのかは分からないので、通常よりどうかはわからないのだけど。

あとはこれも本当かは知らないけれど、右耳は左脳、左耳は右脳に対して太く繋がっているという話も聞く。右耳からの情報はロジカルな左脳に処理されるから現実的に処理される。左耳からの情報は右脳に処理されるから楽観的に処理される。それが本当のことだったら、僕は左耳しか聞こえないから大体の音声情報はポジティブに捉えられるわけで人生最高ではないかと思う。そうだといいな。

なんにせよ東京は音でいっぱいだ。渋谷駅で耳栓を外した瞬間に何の音かわからない轟々とした音が響いてきた。都会の音だ。

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