王道パターンを、こえてゆく。
こんにちは！発音からのアプローチで、おとなの英語脳を作る、Harbor英語学校 中川マヤです(*^^*)
皆さんは何かに取り組まれる時に、
「こういう風にすれば、大丈夫」とか
「この方法だと間違いない」
というものはお持ちですか？
新しいことを始める時には、試行錯誤の状態かもしれません。でも、仕事や人間関係などは、経験を積むにつれ、自分なりの成功パターンをお持ちの方が多いのではないでしょうか？
〇あの人には、こういう風に頼んだらＯＫ
〇セールスは、こういう話の持っていき方だとスムーズ
など。また、現代は情報化社会ですから、生活や仕事、生き方のノウハウを公開している人も多く、自分の経験則ではなく、他人の成功パターンを実行することもあるかもしれませんね！
英語に置き換えて考えると
講師側→こんな説明で、大体の生徒様は理解される。とか、テキストのここの部分はひっかかる方が多いから、例をだして、、、などという見通しは持っているものですし、
生徒様→単語はこうして覚えるのが覚えやすい、とか、こんな勉強をしたらある程度点数がとれる（テスト）
など、英語学習歴が長いほど、「自分のやり方」ができてくるでしょう。
そして、一旦できた王道パターンは、なかなか崩れません。いつものパターンは、大抵の場合、効率的で心理的にも安心感があります。
この「王道パターン」への安心感のベースは、変化を避ける人間の特性として当然のことです。そもそも、人類は、科学技術がない状態であれば、本来弱い生き物。今日まで、長い間、集団で生活する、コミュニケーションや科学技術を発達させる、、など様々な方法で、厳しい環境を生き延びてきました。そして、とても大事な原則が、生き抜くために、「昨日まで生存できていたパターンを今日も選択する」ことだったんですね。
このサバイバル本能が、今でも生活の中での行動を左右するということは、マヤ講師も経験します。カレーを作るのも、慣れたやり方じゃないと、なんか落ち着かなかったり。様々な商品の中で「なんとなく」見慣れたものを手に取ったり。。こだわっているつもりではないけど、いつの間にか、昨日までと同じ行動をしている。
ただ、この「王道パターン」は、時々、リミットにもなります。
マヤ講師が、一番に思い浮かぶのは、韓国語での経験です。かいつまんでいうと、自分の王道パターンを崩せずに、挫折（しかも、何回も同じパターンで失敗ww)した、というお話です。
実は、マヤ講師はフランス語が少しだけ話せます。大学時代に、英語をさぼっていた間に第二外国語のフランス語が面白くなって、勉強したんです。
どんな風に勉強したかというと「英語と同じように」やりました。テキストを音読し、単語を覚え、問題集を解いて、時々フランス語会話教室に通う。そして、資格試験の勉強をして、最終的に仏検2級と取得しました。
そして、大学時代、同じように興味を持ったのが韓国語です。すごく近所に韓国語学校があって、何やら日本語と似ている。そして、習得が簡単らしいということで、通い始めました。
その時の韓国人の先生が、日本語がペラペラで、「話しながら覚えた方がいいよ」っていう風に言われたような記憶があります。でも私は、結局「英語とフランス語と同じパターンで」テキストを音読し、、ワークをといて、、
で、
全く会話できるようになりませんでした！！
不思議でしたね(笑)1年通って、挫折。
そして再び。社会人になって、韓国ブームが到来すると、また韓国語やりたいなと思いはじめました。今度は、かなり本気で、オンライン韓国語レッスンを申し込み、リベンジすべく週2回ペースで受講。レッスンの他には「英語とフランス語を話せるようになった方法で」頑張る日々。
その時も、韓国語ができる先輩や知り合いが、ドラマや会話などで使いながら覚えた方がいい、教科書は必要最低限にしたほうがいい、という風に言ってくれたのに、マイペースを貫いたわけです(笑)
そして、半年ほど集中して勉強し。
全く話せるようにならなかった( ;∀;)！
不思議でしたね（2回目）。。でも、ようやく、その時に「自分が経験的に良いと思うものが、毎回のベストではない」と気づきました。その頃、韓国ドラマをたくさん見て、オンラインコミュニティで韓国語会話を楽しんでいた知人は、めきめき上達していましたね。。
英語の学習の話に戻ります。
英語の勉強においても、王道パターンや自分の軸を持つのはとても素敵なことですが、場合により、思い切って他のやり方にトライする、など柔軟性が必要だと思います。以前、オンラインで英語学習相談を受けていたのですが、学習アドバイスを求めていらっしゃっても、話を聞いておしまいになることは多いです。やっぱり「いつものやり方におちつく」というのは、当然ですね！
でも、もし皆さんが、
〇今の英語学習法に行き詰まりを感じていたり、
〇今までの学習で、克服できない苦手分野がある
なら、プロや「こうなれたらいいな」と思う周囲の方に意見を聞いてみるのも良いかもしれません。ちょっと慣れないやり方でも、3か月ほどコミットしていただければ、自分に「合うか合わないか」わかります。
王道パターンをこえると、急に見晴らしが良い場所に出るかもしれません。
2022年も残りわずか。社会人の皆様は、それぞれにお忙しいと思いますが、ぜひ、毎日の英語学習を楽しんでくださいね(*^^*)
今日もありがとうございます。
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