【マンガ】世界はどんどんよくなっている03 〜 「自分も友達もおばちゃんになる」って意外にすばらしいよ、という話

日本は、超高齢化に突入していながら、「歳を取ること」が必要以上にネガティブに捉えられている社会だと思うのです。

そんな日本社会で生まれ育った私自身はどうかといえば、歳を取れば取るほど心が自由になっているし、人生がどんどん楽しくなってるので、加齢についてはかなりポジティブに考えているタイプ（学生時代〜若いときが地味で暗く心が弱すぎたので上がっていくしかないというせいもある）。

とはいえ、自分が「おばちゃん」というポジションになるということに関しては、正直ちょっといやだなあ、嬉しくはないなあ、と考えていました。

でも、数ヶ月前におばちゃんってすばらしくない？と思うことがあったので、マンガにしてみました。

バルセロナに帰ってから、猫を失った現実感がやっと湧いて怒濤のごとく悲しみがやってきたけど、みんなから受けたやさしさや気遣いは、お風呂上がりの温かさみたいにじんわりとカラダに残っていて。さらに、もらったほたるいかスモークをしゃぶってたらそれが余計に染みてきて…（ていうか、ほたるいかとか北陸の酒の肴ってあらためて最高だね）。

ああ、自分も友達もおばちゃんになるって悪くないなあ、ていうかすごくいいなあ、最高だなあ、とあらためて思ったのでした。心から。

というわけで、今後は私も「おばちゃん」を積極的に楽しみたい。ずうずうしくやさしく朗らかなおばちゃんでいたい。そう思った所存であります。

ちなみに、私がいま住んでいるスペイン、おばちゃんも元気ですが、おばあちゃんもやたら元気そうです。見た目もハデだし（でも若作りというかんじではなくオリジナルな方向でハデ。白髪を生かしてすごい色に染めてたりとか）、昼からガッツリ赤ワインとTボーンステーキとか食べてるし、ビーチではビキニ着てるし、パワーに満ち満ちてます。

「おばちゃん」を楽しんだあとは元気な「おばあちゃん」に移行したいな〜とそんなことまで考えている今日このごろです。

ビバ人生。

（写真はおぐねえがつくってくれたおつまみ。こういう素材一点だけで、シンプルに、見た目地味、でもちゃんとうまい料理が作れるって最高オブ最高の大人だと思うのです。写真がうまく撮れてなかった煮物もおいしかった…。おぐねえ、愛してるぜ〜！）