ベートーヴェンを毎日聴く144(2020年5月23日)
『ベートーヴェン/カンタータ「静かな海と楽しい航海」 op.112』を聴いた。
この作品は大きく2つの部分に分かれる。前半は静かでちょっと幻想的な雰囲気。後半は楽しく威勢がよい。
ゲーテの詩は、
静かな海。風もなく静かな、何か恐怖感を覚える海では出航ができない、という前半と、霧が晴れ、空が明るくなった海に風が吹き出し、いよいよ船を繰り出すという後半。
前半の神秘性、そして後半の船が帆に風を受けて進み始める爽快さ。
ゲーテの詩をうまく音楽にした、短くてもなかなか素晴らしい作品。ベートーヴェンの、このような声楽付きの作品は表現がうまいな、といつも思う。
ベートーヴェン/カンタータ「静かな海と楽しい航海」 op.112
(演奏・合唱)エリザベト音楽大学管弦楽団・合唱団(広島)
(指揮)ジョナサン・ストックハンマー
Joanna WhittakerによるPixabayからの画像
(記:2021年1月23日)
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