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On the Townへの道 18

今日は公演8日目。兵庫県立芸術文化センターでの公演最終日だ。

回を重ね、音楽や現場での雰囲気に慣れた。漸く自分の音楽が出来るようになってきたと感じている。

長いリハーサル期間があり、ミュージシャンやキャストそして関係者が交流する機会が設けられ、全員でひとつの作品を作るというムードが生まれる過程を体験させてもらえたことは実に貴重な経験だ。心の底から感謝している。

そして何よりも嬉しいのがレナード・バーンスタインのこの作品の芯の部分に辿り着くことが出来たこと。これは人生の中でも何事にも代え難い自分の宝となるに違いない。言葉で表現するのは難しいのだが「作品に含まれる様々な要素を体で感じ、理解し、それを表現する喜びにひたすら浸る」といった感じだろうか。

しかしながらこれは自分が奏者として完璧な状態である、ということでは全くないので(残念ながら)、、、今日の公演も来週の東京公演もまだまだ神経を研ぎ澄まして臨みベストを尽くすのだ。


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