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こんなお母さんがいてもいいと思うんだ。

朝は5時に起きて、子供と夫の弁当を作り、ダッシュで会社に出勤し、バリバリ働いて、帰宅してからも家事をフルパワーでこなす。

ワーキングマザー(ワーママ)って、そういう人が全てだと思われてる節がある気がしてnoteを書こうと思いました。ちょうどこの記事を読んだのもきかっけです。


誤解なきように言いたいのですが、バリバリ頑張る方のスタンスを否定しておりません。むしろリスペクトしています。すごすぎる。憧れます。私もなれるものならなりたい。ただ、みんながこうはなれないじゃないですか。私は、なれませんでした。なのに傍目には、ここのカテゴリに属する風に見えているようです。残念ながら全然そうではないです。私はもっと適当です。今はハイボールを飲みながらこのnoteを書いてます。深夜のアルコールは最高ですね。(だから太る)



私は、あんまり頑張れない

スーパーワーママの頑張れる総量を100だとすると、私は60か、よく見積もってもせいぜい70です。そこは自覚してます。

まず比較的体力がないし、早起きが苦手です。
体力に関しては、比較的元気だとは思います。ない人はもっとないから。でも体力ある人はもっとあるから中くらいではないかと思うんです。低血圧なのもありますが、気合が足らないのかもしれません。リモートワークの日は7時半起床です。小学生の息子たちの方がもはや早起きです。これに関しては夫に再三注意されましたが、改善の見込みがないので諦めたようです。申し訳ないって気持ちはありますが、今私は仕事をがんばりたい時期なので、比較的遅くまで起きてるんです。だから朝は起きられない。無理なものは無理なんです。

家事は好きでスイッチが入れば頑張りますが、そんな日は月に 1度くらいです。昔はもう少し家のことをやってましたが、やはり仕事を頑張りたい時期で、かつ幸い家族の理解と協力があるので、今は家事をみんなで分担してくれています。

ただし、この私が頑張れる60-70の能力をフルパワーで使える努力、工夫は惜しまない。ここは頑張ってます。どういうことかと言うと、自分が不機嫌になる要素は徹底して排除することとです。具体的に書いてみますね。


夫のこと

「家事を手伝ってくれて仕事に理解のある旦那様でいいよね」と言われそうですが、夫とも何度も話し合いをしました。特に私が仕事頑張りだして家のことがおろそかになった時は、彼も「あれ?」って思ったらしく「家のことに気が向いてないのでは?」って注意されました。

確かにそうだったけど、私は私でやりたいことを見つけて必死だったので、応援してくれたら嬉しいって話をしました。すると夫もわかってくれて「じゃあ具体的に何に困ってるのかをきちんと伝えて欲しい」って言ってくれるようになったので、そこから家計管理をお任せするようにしました。そしたらさ、彼の方が向いてたんですよ。私は死ぬほどどんぶり勘定だから。お任せしてよかった。この取材でもお話ししました。


母との同居、夫の両親の近くに住むこと

私は自分の母と同居しています。夫の両親も割と近所なので助けてもらうことが多いです。これも「あなたは恵まれているからいいよね」と言われそうですが、そうするために自分たちから引っ越したんです。自分の選択で住環境を変えたってことです。結婚した時は違う街に別々に住んでました。

あと当たり前ですが、同居したり近所に住めば価値観の相違で、もやっとすることはあります。でも人と接する以上そこは避けられませんよね。それに助けてもらってることが多いので、私はこの選択を後悔してません。夫は自分の両親の近所に住みたい願望があったようです。私は片親なので自分の親のことも心配ですし、じゃあ一緒に住もうかなと。長男が生まれてからの私の育児での疲弊っぷりは凄まじかったので、私は一人では絶対無理だわ。誰かに頼れる環境が欲しいなって思ったから希望しました。

どれくらい疲弊していたかは、このnoteを読んでいただければわかると思います。私は一人では頑張れない。


夫の両親

私は夫の両親のことが好きです。長男が1歳の時に私が再就職した際、長男の面倒をよく見てもらいました。義母自身がワーママだったから、私が働くことにすごく理解があって、残業する時も「小さな子供がいても働かせてくれる会社で働けてよかったね。ありがたいと思ってがんばって仕事して」と言ってくれる人です。すごいですよね。私も将来息子たちが、もし結婚したらそういう存在になりたい。

で、この件も「あなたはラッキー」と言われそうですが、ラッキーはそんな簡単に降ってはきません。ラッキーは自分で手繰り寄せるもの。これは必然です。結婚する前から私はちゃんと見てます。この人たちとなら私はやれそうだなと。

これから結婚する人向けの話ですが、好きであることだけでは一緒に暮らせないので、自分が最低限譲れないことをわかっておいた方がいいと思います。私の場合、相手がマザコンでないことは超重要です。いざとなったら私よりお母さんを優先する夫は嫌です。だったらお母さんと暮らせばいいじゃないですか。そういう人と一緒に生活すると私がストレスを貯める未来が描けたので、そこは重視しました。

マザコン男はごめんであるということを以前noteにわざわざ書いていました。


裁縫とおかし作りは諦めた

お裁縫は、無理したら昔知恵熱が出たので諦めました。おかし作りは年に1回くらいしかしませんね。いいんです、母が得意だからやってくれます。母親なのにごめんなさいって思ったけど、そういう価値観こそが自分を苦しめているのだと気づいたので割り切って諦めました。

幸い手芸もおかし作りも得意な母と同居しいているので、完全に家庭内アウトソーシングしています。お母さんありがとう。息子たちもそのことをわかってるので、今では手芸関係のタスクが発生したら、私ではなく母に頼みに行ってます。


幼稚園選びは私の負担も重視

幼稚園選びは、子供とあってるかどうかはもちろん見ますが、むしろ「私にとってしんどくないか」の方が重要です。「子供優先で考えてやれよ」って言われそうですが、ママの都合も大事です。だって幼稚園への送迎も、お弁当作りも結局自分に跳ね返ってくる負担なので、それがしんどいなと思うならそういう幼稚園は最初から選ばない方がいい。

私は我慢するのが嫌なので、いやいや引き受けてもしんどくなったらどこかで絶対「毎日弁当作るの嫌や」とか言いそうだし、それだけならまだしも気に入らないことがあったら「せっかく頑張って作ってるのに残すだなんて…」とかそういうことで子供に怒ってしまうんですよ、きっと。しんどいことを黙って耐えられない。

でもそれを子供にぶつけけるのは違うよね。自分で選んだ選択肢なのに、文句を子供に言うのは絶対したくない。だったら最初からそういう選択肢を潰しておけばいい。私は毎日送迎してママ友づきあいに疲弊し、弁当作るくらいなら仕事がんばって保育料を稼いで、バス通園・給食のある幼稚園の方がいいっておもったのでそういう選択をしました。

6年前の私が、わざわざ頑張ってブログも書いてました。この頃イケダハヤトさんの存在を知ったので、真似してみたかっただけです。煽ってすみません。



習い事の送迎は最小限に

子供の習い事も基本的には望むことは叶えてあげたいのですが、送迎がめんどくさいなってよく思うんです。「親なのにそんなこと言うな」って言われそうですが……でも親だって、めんどくさいものはめんどくさいんです。

なので、我が家はある程度の年齢になったら自分で通ってもらいます。長男はスイミングスクールも小学生になったら15分くらいの道のりを歩いて通ってもらいました。防犯上多少心配なのと、子供も一人で歩いてって言ったら「えー、しんどいしいやや」って言うから、お友達3人で通うように調整しました。気心の知れて同じスイミングスクールに通うママ友との雑談中「送り迎え大変だから、歩いて通わせてみようかなと思ってて…」って話をしたら「それいいね、うちもやらせてみようかな」ってなったから「じゃあ同じ日時に水泳の時間帯を合わせない?それで一緒に通わせたら防犯上も多少安心だし、子供たちもおしゃべりしながらだったら楽しめると思う」ってことで交渉成立。子供たちは行き来りにお菓子交換とかしてて、結構楽しそうでした。なので、ここでの私の頑張りは送迎ではなく、アイデアと交渉です。

今はバスケだけ習ってますが、もう小6ですし、友達と一緒に通ってます。次男は最近公文式に通い始めましたが、これも近所なので1人で通ってます。

親が送迎してくれないと嫌になる習い事なら、やめてもいいと思うんですよ。それは私も夫も共通の意見です。


PTAだってハックできる

ワーママだとPTAの負担をできるだけ軽くしたいですよね。これもハックというか考えて選びました。まず幼稚園の場合、役員は園によって作業の負担が全然違うようです。なので、私は幼稚園選びのポイントに役員負担も入れました。

しかし小学校はそうはいきません。普通に公立の学校ですからね。だからこそ自分が何に萎えるかをしっかり考えたんです。私はボランティア活動が嫌いなわけではない。そりゃそうですよね。コミュニティ運営も今は仕事ですが、最初はそうじゃなかったし、そこに不満は抱かない類の人間なので。では何に萎えるのか? それはやる気がない人と組むことです。私はある程度何をやってもそこそこ頑張る。そこそこ楽しめる。でもやらない人はとことんやりませんよね。そういう人と組むと私が全部やらなきゃいけないし、よしんばやるのはいいけど、そういう人に限ってお礼とか言わない。そういう状況が超ウルトラmost萎えるんです。だからそうならない状況を発見しましたよっ。

なんだと思いますか?

私の中での暫定解はこうです。ズバリ、低学年で引き受けること。低学年のうちに役員やる人って能動的なんですよ。対して高学年でいやいや引き受ける人は、高学年になるまで役員負担を避けてきた傾向が強くつまり受け身。こういう人と私は組みたくない。自分が疲れるからです。


自分の好きなものを買います

よく母親は「自分のものより子供のものを先に買ってしまう」とか言うじゃないですか。あれ私の中ではあんまりないです。

自分のお金は家庭にももちろん入れますが、自分で使えるお金は自分の服とかスキル、本に投資します。私がご機嫌でないと家族にも優しくできないので。おこづかい制とか無理です。もちろんこれも子供が生まれた当時はそうじゃなくて徐々に変わってきたことですが。

ちなみに母はおしゃれで服が好きで、私と好みが近いので息子たちの洋服は母が買ってくれることが多いです。それも「あなたはラッキー」と言われそうですが記事の上部を読んでください。ラッキーでありがたいけど人と一緒に住む以上、もやっとすることは0にはならないです。そこはトレードオフ。どちらを選ぶかです。それでも私は人と一緒にいたい。その選択肢を選んだにすぎません。


干渉しない、許容する

我が家はお互い干渉しすぎず、それぞれが自分たちのルールでやってます。ご飯もお味噌汁一つとってもそう。夫と私と母では作り方も入れる具材も違います。でも「浜田家の味はこう」みたいなことはしないですね。

洗濯物の畳み方も全員違います。でもいんですよ。それを無理に正そうとすると人に家事を任せられなくなる。そんなの窮屈じゃないですか。3人とも作る味が違ってそれでいい。子供達は「ママが作る味噌汁はえのきが多い」とか「野菜が多いからこれはパパが作ってる」とかわかるんです。

掃除の仕方もそれぞれが気になるポイントが違うようです。私はコンロの汚れが許せないのでまめに掃除します。他はルーズなんですけどね。夫はお皿を放置しておくのがいやなようなので、気づいたらさっと洗ってくれます。母は食器棚の手垢とか嫌いらしいので、よく掃除してます。それぞれ気になるポイントが違うから、気になった人が気になった時にやる。


以上自分が心がけていること、やっていることをざーーっと書きました。

無理って思うことでは頑張らないし、自分の価値観では違うって思っても家族であっても許容することです。がんばらないことと許容すること。洗濯物の畳み方とか、掃除とか、料理とか自分とやり方が違っても別にいいじゃないですか。目的を達成すればそれでよし。そこを正そうとはしません。

私だって朝起きれないし、今は家事をする時間も減ってるしたくさんのことを許してもらってる。でもだからこそストレスを溜めないから、私の頑張れるフルパワーを今は仕事に注いでいます。だから毎日とっても楽しい。

全て自分が選んだ結果だから。その結果何か不都合が起きてもそれは私の責任です。だからこそどんなに小さな選択でもいい加減に選ばない。考え抜きます。その積み重ねを頑張れば、総がんばり量が少ない人でも、がんばるワーママになれるんじゃないかな。

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