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#勝てるデザイン は、デザイナーだけの本ではない!

ライター、コミュニティマネージャーの浜田綾です。

編集アシスタントとして関わった前田高志著『勝てるデザイン』(幻冬舎)の、Amazon予約が始まっています。SNSを中心として皆様に盛り上げていただいたおかげで、現在「マーケティング・セールス」「広告・宣伝」の2カテゴリで1位をキープしています。気になっているけど、まだ予約していない方がいらしたら、こちらからどうぞ!

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ビジネスパーソン向けの本でもある

この本はタイトルが、勝てる「デザイン」だし、著者の前田さんはデザイナーですから、デザイナーじゃない人向けではないと思われているかもしれません。

でも、そんなことはありません!!!!!

デザイナー以外の方でも楽しんでいただける内容になっています。確かに、デザインソフトIllustratorの話、フォントの話やデッサンの話など特に1章はややノウハウの話が多いです。それから、この本の特徴である巻末にあるワークは、完全にデザインを頑張りたい人向けです。でも裏を返せば、それ以外の部分は、比較的職種を問わない内容なんです。

こちらが、『勝てるデザイン』の目次になります。

目次1

目次2



デザイナーさん以外でも、おすすめの目次と簡単な内容をご紹介します。


<<前田高志の人生>>
・任天堂の会社案内はすごい!
・教えることも、デザインだ
・待ってたら作りたいものは一生作れない
・デザイナーのリアル転職活動〜good design company編〜
・デザイナーのリアル転職活動〜GRAPH編〜
・認知症の父を見て人生の短さを知った

上記の内容は、前田さんの人生本パートです。就職活動をしている中で、任天堂を選んだ理由、転職活動をしたこと、任天堂での話(ちゃんと許可とってます!!)、任天堂をやめるきっかけの話。独立してから専門学校や美大で先生をした時の話。などなど、前田さんのこれまでのあゆみが知れる内容で、デザインの話はありますが読みものとして楽しめる内容になっています。


<<ビジネス本、仕事への向き合い方>>
・その企画で何人を幸せにできるか
・童心を育てよう
・裏側にこそ勝利はある
・あなたのデザイナーとしての喜びは何?
・小さな失敗体験で自分を諦めろ
・プレゼンはラブレター
・うまくいっている時こそ次を考えろ
・ハッピーループを回していこう
・デザインは、デザイナーだけのものではない

上記の内容は、デザイナーだけでなくビジネスパーソン全般に応用が効く内容です。童心を育てよう、では、仕事を自分ごとにし、面白がる姿勢を。裏側にこそ勝利がある、は汲み取り力の話などなど。仕事への姿勢、向き合い方についての前田さんの考え方に触れることができます。


<<これから独立する人向け>>
・大企業の看板が外れたデザイナーが自分の名前で稼げるようになるまで
・選ばれる人になるには? 2人の編集者との出会い選ばれる人になるには? ・時代を読んで先手を取る
・仕事は創るもの、お金は使うもの
・気になることをやり続ければコンテンツになる

上記は、前田さんが任天堂から独立し、フリーランスになって今日に至るまでの軌跡です。仕事のとりかた。お金の使い方など、これから独立する人に特におすすめの内容です。


<<コミュニティの話>>
・純粋なものづくりを楽しむには
・居場所をデザインする

前田高志といえば、コミュニティの人でもあります。前田デザイン室での設計の工夫や前田さんがコミュニティを作るまでの経緯などが書かれています。

以上41項目の中の22項目は、デザイナー以外の方でも十分お楽しみいただける内容となっています。しかも残りのデザイナー向けの項目も、専門用語は解説を入れているので、全く理解できないというようなことにはならないように工夫しました。


誰でもデザインをしていい

私は、今でこそデザイン会社に勤めていますし、デザインのコミュニティに関わっているので、デザインを毎日目にするようになりました。でも私が「グラフィックデザイナー」という職業を知ったのは、5年前くらいで、前田さんと知り合ってからなんです。

それくらいデザインのことには無知でしたが、前田さんと一緒にお仕事をすることが増えるにつれて、デザインの持つ力の凄さを実感するようになりました。

「デザインは、デザイナーだけのものではない」にも書いているのですが、前田さんは、デザインはデザイナーだけがするものという考え方はしません。私も一緒に仕事をし始めたときは、「デザイナーではない、私がデザインのことに口を挟むなんて……」と何度も躊躇しましたが、前田さん曰く「大事なのは、普通の人のお客様目線である」と教えてくれました。

私がライターとしてお仕事する際は、「デザインの提案も一緒に考えた方がトータルものづくりする視線を養うことができる」とも言ってくれました。前田さんの言葉がきっかけで、デザインはデザイナーだけが考えるものではない。もちろんデザイナーさんへの敬意を大事にした上で、よくなるための提案はしてもいいんだ。一緒に作り上げるものなのだと考えるようになりました。

何より、デザインってビジュアルを形作ることだけではないんです。この本の中では、複数の選択肢の中から、最適解を選ぶ行為=デザインとしています。だから、服を選ぶことも、誰かにプレゼンを選ぶことも、買い物することも全てデザインなんです。そう考えたら、私たちはすでにデザインしているんですよね。だから、デザイン本だからってデザイナー以外関係ないという話にはならないのです。


私自身が、デザインの力を知ること、前田さんの仕事への向き合い方に触れることで大きく刺激を受けた一人です。私の持論ですが、一人が大きく変わったのならば、他の人にも響くと考えています。



というわけで、全ての人に『勝てるデザイン』を激しくおすすめします。


まだ予約されていない方は、こちらからポチッ。



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