どんどんエッジを効かせよう

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エッジの効いた子＝とんがってる子、
ええ、我が家におりまっせー。
次男のそっちゃん（愛称）です。

１歳くらいまでは特別何も思うことはなく、
二人目なので多少余裕をかまして育てていました。

２歳くらいからですかね。
「こいつ、とんがってる！」と思うことが増えたのは。
ご飯を食べたくない時、
長男には「好き嫌いしない！食べなさーい！」と
親のエゴ満載で言い聞かせてしまった。
彼は涙を浮かべながら耐えて食べるタイプでした。
今思えば大変申し訳ない。

そっちゃんの場合、
当時の数少ないボキャブラリー「ばめーーーー！（だめ）」をフルに駆使して食器ごと私に投げつけてきました。
それでも反抗し足らない場合はフォークで私の手を刺そうとする暴挙。
体全体で抵抗しまくっていました。

以降もそっちゃんのとんがりっぷりは続きます。
育児サークルに行くのが大好きなくせに、
手遊び、歌等表立った活動には一切参加せず
後ろでずーっと見守る要員。

同時期に預かり保育にも入れていましたが、
上に同じく活動には一切参加しない。
行くこと自体が嫌いではないんですよ。
朝出かける予定を確認してニコニコしているし、
喜んで家を出るし、習って来た歌を家では歌っていたので。
でも活動はしたくないと。
運動会や、発表会などそういう類のものは、
ほぼ何もせず「いやー」って抵抗するか、
部屋の隅で周りをじーっと見守る要員でした。


学生時代は基本優等生キャラの私です。
また長男はほぼ私似なので良くも悪くも従順で
こういうことで手を焼いた経験は一切ない。
だから最初は理解できなかった。
でもここまで来てようやく気づきました。
ああ、子どもにも意思がある、私の思い通りにしようとしたらあかん、と。（遅い！）

今年から幼稚園に入っても、相変わらず尖っております。
FBなどではたまに書いてますが制服は断固拒否。
幼稚園は好きなんですよ。
でもなぜか制服は嫌らしい。
ずーっと私服登園を続けております。

７月には幼稚園でプールの時間もあったのですが、これも断固拒否。
水遊びは好きなはずなんです。
今日もお出かけで海に行ったけど、
めちゃくちゃ上機嫌で海で遊んでましたから。

私承諾の上で、先生３人掛かりで水着に
着替えさせたこともあったのですが、泣き叫びながら脱ぎ捨てたらしい。
だからもうそこからは見学要員でお願いしました。

親子体操参観も何もしないし、
お誕生日会もステージには絶対に上がらない。
ものすごい意思が強いのです。

ちなみに靴も嫌いです。
普段も幼稚園に行く時と外出するときは靴を履かせますが、
公園や家の前などちょっとした近所では断固靴拒否です。
はじめはご近所さんからも物珍しそうに見られていましたが、
今やもう彼のトレードマークです。
たまに彼が靴を履いていたら逆に
「そっちゃん、今日はなんで靴履いてるの？」って
言われるほどの浸透っぷり。

「公園で裸足」これそっちゃん的にはデフォ。
でもきちんとされているご家庭のお母さんは、
「こら！裸足になったらだめよ、汚いでしょ。」
なんてお子さんに言ったりするんですよ。
そんな時にそっちゃんが揚々と裸足で通過するのが
目に入るとバツが悪そうな顔をされる。
私的にはもう慣れっこなのでむしろ痛快です。
こんなことも幾度となくありました。

幼稚園の先生曰く、
「そうまくんは自分の中で一貫したルールがあって、
それに沿わないことはしたくないんだと思います。
できる限り意思を尊重したい。」と。

のびのび系のええ幼稚園でよかったと思うと同時に、
「自分のルール」について考えてしまった。

私も高校生くらいには父親と喧嘩したり家出したり、
それなりに思春期もあったけど、でもまだ反抗したりなかったみたい。
そっちゃんみたいに、目の前にあるルールを拒否することなんて
考えもしなかったから。
だから３５歳にもなって反抗しているんでしょうね。

でもこの子はもうすでに自分を持っている。
誰にも流されず、自分のルールに沿って生きている。
私が３５年かかってやっと会得しようとしていることを
もうできているってある意味すごいのかもしれない。

「エッジの強い子ほど、後で輝く。」

これとある方が言っていた言葉です。
いい言葉だなぁと。
もっともっと尖って自分をたくさん磨けばばいい。
母も遅ればせながら現在負けじと尖り中ですから。

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浜田　綾（コトバノ）:ライター
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