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ヘヴィメタル入門書:デスメタ燃焼!

こんにちは、ハラキリです。

ゲーム配信者向け&ゲーム好きな人の居場所を作るDiscordサーバー「ゲーム好きな猫の集会」の管理人をやっております。

ご興味ある方はこちら https://discord.gg/FQ3Ha73

NOTE再開した理由が、なんと文章で伝える力を鍛えるため...ということで...とうとう出るぞ化け物が!

ヘヴィメタルという音楽を伝えるNOTEとなっています。
1.「ヘヴィメタル入門書:メタルの味わい方!
2.「ヘヴィメタル入門書:正統派メタルたち
3.「ヘヴィメタル入門書:メジャーパワー!
4.「ヘヴィメタル入門書:メタル宝石箱!
5.「ヘヴィメタル入門書:破壊衝動!
6.「ヘヴィメタル入門書:モダニズム始祖!

まだお読みでない方が居れば先に前回をお読みいただければと思います。

・デスメタルを聴き解く

さて、メロデスのほうに話題がそれてしまいましたが、スラッシュメタルから派生したデスメタルのほうが実は先に発展してたりします。そもそもの破壊や攻撃みたいな分野はメタルとの相性も良く、音楽性を見出すのに時間はかからなかったでしょう。

Napalm Death - Caught In A Dream


Dismember - Skin Her Alive


Vader - Vicious Circle


Morbid Angel - Suffocation


デスメタルの大きな特徴として、メロディラインが通常のメタルのような取り方をせず、かなりルールをも破壊した音やコード進行を取っています。

故に普通に聞いてもなんだこりゃ?と思うような音の並びですが、これも適当に音を並べているだけではなく、ちゃんと音楽として成立するようにかなり作り込まれている様子です。

所謂デスボイスが基本ながら、ドラムも特徴的でブラストビートを多用する傾向にあります。

この動画でいうならば10秒くらいから入る超絶連打のところですね。ドラムでいうとブラストビートというテクニックになります。ちなみにこのドラムもデスメタル系のドラマーで凄まじいテクニックの持ち主なので見る価値あります!

ここまで、デスメタルの魅力を語るとすれば普通のメタルの枠に収まらないような音楽性と、ドラムやギターによる超絶テクニック、その上での音の密度というのがデスメタルの味わいになります。

え?ギターとかベースもそんなにテクニックあるの?という方は、デスメタルの中でも割とシンプルな音楽をしているバンドのスタジオ収録の様子をご覧ください。

Cannibal Corpse - Frantic Disembowelment (Guitar, Bass


音楽性で見えなくなりがちですが、デスメタルの奏者は基本的にドラムもさることながら、ギターやベースも笑っちゃうくらい上手い人が多いです。

現代クラシックとかにありがちな、よくわからない音楽性に変態的な技術を乗っけた…という感覚でOKです。ハイスピードかつ音数が多いジャンルなので、必然的に超絶技巧の集まりとなってしまうわけです。

Vader - Litany


Krisiun - Conquerors Of Armageddon


Deicide - Death To Jesus


KATAKLYSM - Crippled And Broken


これらのメタルというのは、まだまだ基本的にオーソドックスなバンドたちであり、より過激によりテクニカルにより音数を増やしていく=ブルータルであると解釈して、ブルータルデスメタルというサブカテゴリーも増えていきます。(brutal:野蛮な、残忍な、残酷な、荒々しい)

CRYPTOPSY - Worship Your Demons


Misery Index - Naysayer


ORIGIN - Finite


ABORTED - Necrotic Manifesto


NILE - Execration Text


Decimate the Ancestry of the Only God


というわけで、割とお気に入りのジャンルでもあるせいか、かなりたくさん紹介してしまいましたね…

やはりこのデスメタルの一番の醍醐味は、メタル界屈指のパワーと音数で、その破壊力はイライラした時にとかに爆音で聞くと最高な点です。

そしてとにかく変態的な事をしれっとやっている事が多いです。わけのわからん集団が集まってやることはやっぱりわけわかんない!という現代アートみたいな音楽性が、個人的には大好きだったりします。

ただ本当に意味のわからないだけではなく、テーマや音楽性に沿った形で表現しているのは純粋にすごいと思います。アルバムジャケットやアルバムタイトルであるような雰囲気を、包み隠さずフルパワーで暴虐の限りを尽くすような音楽性…しっかり聴いてみるとちゃんと表現されている点は本当に素晴らしいの一言です。

よって、最初は聴きづらいのですが、だんだん聴きなれてくるとアレ?って思えてくるのがデスメタルの魅力だったりします。料理でいうとこの一癖も二癖もあるような…でも美味しい!そんな感じです。ハマるとたまらない!

というわけでまだ続いちゃうんだなこれが!メタルは奥が深すぎてもはや闇に近いんだよなあ…



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