摂食障害の長い長いトンネルを抜けて~元摂食障害当事者からのメッセージ~370
「友達は、
大きな意味で言ったら病気も事故も、仕事も結婚も同じだと思うの。思い通りにはならないし、予想もしないことが起きたりするし。だからね、起きてしまったことはそのまま受け入れて『仕方がないよね、そんなこともあるよね』って思って、思い通りになったり出来た時に『よっしゃー!』ってお祝いするの。私はね、なるべくそう考えるようにしてる。
って言っていました。何かそんな言葉を聞いて『人生悟ってる』んじゃないか、って思ったりしました」
なるほど。『人生悟ってる』ですか。確かに、お若いうちからうまくいかない時のメンタルの保ち方を心得ていらっしゃるようですね……いやいやこれは参りましたね。私なんかよりもよっぽど的確なサポートが出来る、素晴らしいお友達がいて心強いのではないですか。
「先生よりも的確、ということはないと思いますが、私が悩みを打ち明けたことによって、彼女の別の一面が見れた気がします。学生時代には、そんな会話はしなかったですし。この前久しぶりに彼女に会って、自己開示ではないですけれど、自分のことや悩みを思い切って話したことで、彼女のこともより深く知ることが出来たんじゃないかな、とも思いますし。これも『人と繋がる』ことで得られたのだと思うと、改めてその大切さがわかったような気がしました」
そうですか。お友達と久しぶりにお会いしたことで、いろいろなことに気付かれたようですね。
「そうですね。同じようなことを考えているとしても、一人で考えるのと人と話ながら考えるのとでは、全然違ってくるものだなぁ……って思いました」
正にそういうことも『人と繋がる』ことで得られるものだと思いますよ。
今日もありがとうございます。
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