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私が、摂食障害とともに辿ってきた軌跡⑯

みなさん、こんにちは。今日は、摂食障害経験者である私が、今まで辿ってきた軌跡 その16、について書きたいと思います。

私が、摂食障害とともに辿ってきた軌跡⑮ ⇩

ここでは摂食障害経験者である私の現時点での考え、特に私が経験したこと、今振り返ってみて感じたことを中心に書きたいと思います。

※これから書く内容は、私の経験と知識などを基にした考えであり、医療関係者や専門的な研究者などの診断基準や見解などを否定するものではありません。

摂食障害の経験を振り返って、今考えること

4 今の「自分」を見極めて、出来ることから始める

みなさんは、何か自分自分にとって有益な情報に触れたとして、それを試してみようと思った時に、どのように実践していますか。

例えば、筋トレに関する情報を見たり聞いたりしたとします。これについては、私が昨日たまたま見ていたテレビで放送していたのですが「筋トレは食後に行った方が効果的」というような内容でした(真剣に見ていた訳ではないので、あくまで私の記憶に残った部分のみの抜粋です)。

私は今、朝起きて割とすぐに軽い筋トレを行っているのですが、せっかくやるのならより効果的に行えたらいいなぁ・・・と思います。

そこで、自分の生活の中で、食後に出来るかどうか考えてみます。昼食後は、普段仕事で家にいないので無理だな。夕食後は、お酒飲んでる可能性があるので無理だな。じゃあ、朝食後は・・・出来るとしたら朝食後だけど、朝食後は割とすぐにトイレに行きたくなるし、トイレも意外と長いし、無理ではないかもしれないけれど、ちょっと厳しいな。

ではどうするか。この場合、既に行っていることの「タイミング」を変えるかどうか、ということなので、新たに何かを始める場合とはちょっと違うかもしれませんが、私は現状維持、朝起きて割とすぐ(食前)に行うことでいいや、ということにしました。

同じことをやるのなら、より効果が上がるに越したことはありませんが、そうは言っても「効果的」であることを追求して、自分の生活リズムに無理が生じるのであれば、かえって「逆効果」です。また、効果的な「食後」に出来ないのであればやめてしまおう、というのも極端で、たとえ「食後」よりも効果が低いとしても、やらないよりは効果はあるはずです(もしかしたら、私は食前に行っているためになかなか体脂肪率が減らないのかもしれません)。

「何かを試してみよう」と思った時に、そっくりそのまま実践しようとしてどこかで無理をしてしまったり、あるいは続かなくなってしまうのであれば、自分の生活リズムや性格などを見極めて(考慮して)出来ることから始めてみる、という方がいいのではないかと思います。

私も、みなさんに摂食障害克服に向けたメッセージやヒントとなるような記事を書いていますが、全く同じようにやってみる、ということではなく、出来る時に、出来る範囲で、出来ることから試してみる、ということでいいと思います。いろいろな情報から、出来そうなことだけをピックアップして試してみる。あるいは、続けられるように自分流にアレンジする。同じように実践することで苦しかったり、無理していたりするのなら、かえって逆効果です。

ほんの少しだけでもいいのです。1回、1分、1つでも、全くやらない、始めないよりは何かしらの効果があるはずです。そして、続けられるようになったら、回数などを徐々に増やしていくことを考えればいいのです。

新たに何かを始める場合のハードルは低く設定し、続けられるようになったら回数ややることの幅を広げていく。苦しかったり、無理していると感じたら、一度立ち止まってやり方を考え直したり、別の方法を探してみる。そんな感じで物事を進めていっていただければいいと思います。


今日もありがとうございます。

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