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私と摂食障害~今振り返って思うこと~㉑

みなさん、こんばんは。今日は、私の摂食障害の経験を振り返ってみて、今思うこと その21について書きたいと思います。

私と摂食障害~今振り返って思うこと~⑳ ⇩

昨日は、

摂食障害真っ只中のみなさんに「自分の身体のことを大切に」と言っても、全く頭に入らないかもしれませんが、身体あっての生活です。身体あっての「痩せたい」だし「食べたい」です。「自分を大切に扱う」ということも「自分を満たす」ことに繋がるのです。

ということを書きました。今日はその続きを書きたいと思います。

「自分を保つ」「自分のバランスをとる」ということは「自分を大切に扱う」ということに繋がる、ということ

多くのみなさんが感じている、過食嘔吐に対する「罪悪感」。食べた物を吐いて、トイレに流して・・・「食べ物を粗末に扱っているのではないか」とか、「せっかく作ってくれたのに、申し訳ない」とか、「お金をトイレに流している、ドブに捨てているようなもの」とか。

これは、摂食障害に縁もゆかりもない、いわゆる「病気でない人」にとっては、ある意味自然な感覚である、と言えるかもしれません。ですが、摂食障害真っ只中のみなさんが、果たして同じように感じる必要があるのでしょうか。

私の考える「摂食障害」は、痩せたくて、痩せたくて、痩せたくてどうしようもない、ある意味「痩せたい病」であり、その思いが強すぎて、食べること(食欲)を抑えられなくなってしまう「病気」です。頭では、自分を必死にコントロールしようとしているのだけど「痩せたい思い」や「食べること」については自分で自分をコントロール出来なくなってしまう「病気」です。

そんな、思い通りにならない自分を、何とか保って、心身のバランスをとって、ストレスから自分を守るために、必要悪としてやむを得ず行っているのが「過食嘔吐」だと思っています。

私の経験上、過食嘔吐は、始めは楽しかったり、達成感を感じられるのですが、いつの間にか楽しさや達成感よりも苦しさや辛さを感じるようになり、やめたい、と思うようになります。

ところが「食べること」を自分でコントロール出来ないために、やめたくてもやめることは簡単なことではありません。

そんな状態(時期)のみなさんにとっては、苦しいかもしれませんが過食嘔吐は必要なことだと思っています。

「罪悪感」を感じる必要はない、とは言いませんが「罪悪感」に押しつぶされることはなくって、どこかで「必要だから仕方がない」って思っていただけると、ほんの少しでも心が軽くなるのではないかと思います。


今日もありがとうございます。

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