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多摩川水上教室のご案内

原弘樹

8月20日から22日にかけて多摩川水上教室を開催いたします。
今回の水上教室は今年の5月に東京ソーヤの佐藤大空さんが主催されたものを引き継ぐ形となりまして、前回の様子につきましては東京ソーヤ代表の前田大介さんのnoteの記事をご参照ください。

https://note.com/maedadaisuke/n/n6e65152becf3

多摩川水上教室とは

奥多摩にある古民家を拠点とし、カヌーでの川下りをメインとした2泊3日の探究学習合宿です。
初日の夜にオリエンテーションを行い、2日目は午前中に子供の能力開発を専門とされている松永暢史さん考案のカタカムナ音読法の集団音読を行い、午後には翌日の川下りに向けてカヌーインストラクターの諸墨恒和さんからカヌーやレスキューの基本を学びます。
そして最終日には釜の淵公園を起点として全長約5kmのルートを川下りいたします。

なぜ水上教室を開催するのか

内容を見てわかる通り、この会はカヌー体験レジャーというわけではございません。これらのプログラムは全て、参加者が自らの人生をよりよく生きるために経験し、学ぶ機会であると考えております。この会が「教室」である理由はそこにあり、参加者一人一人にとってこの水上教室がそういった機会になることを願っております。

そして、この水上教室の狙いは以下の言葉にまとめることができます。

「心身のコンディションを整え感覚を解放し、大きな冒険をする」

上の言葉をそれぞれ3つの要素に分けて説明していこうと思います。

1.心身のコンディションを整える

普段生活していると、私たちは知らず知らずのうちに様々なストレスを感じています。過度なストレスを受けることによって日々の活力が落ちたり、心身のバランスを崩して日常生活に支障をきたしてしまうこともあるでしょう。そういった状況において最初にすべきことは、私たちの「こころ」と「からだ」を人間本来の調和がとれた状態に戻してあげることです。

そのために有効な手段が「いつもと違う生活」と「焚き火」の2つです。

まず今回合宿するのは奥多摩という大自然の中にある古民家です。自然に囲まれた環境で共同生活をするということは、都市で生活する人ほど新鮮な体験となります。ゲームはもちろん、スマホも調べ物や作文で使う以外は禁止。(と言うよりゲームに集中する暇がないほど面白いことが周りにあふれています)ご飯をみんなで食べて夜はぐっすり眠り、朝は鳥の鳴き声とともに起きる。参加者はこういった生活をすることで、普段のモードからスイッチを切り替える機会ができます。

さらにここに加わってくるのが焚き火です。焚き火の持つ効用というのは実際に体験してみないことにはわかりませんが、メンタルヘルスを改善させる手法として一番であると自信を持って言えます。パチパチと音を上げながらゆらゆらと揺れる炎を眺めていると、心の中にあるよどみが浄化されていってとてもスッキリします。静寂すら心地よい。期間中は毎日焚き火をする予定です。

2.感覚を解放する

「自然から離れると、人の心は固くなる」 これはネイティブアメリカンのラコタ族の言葉です。自然の中に身を置くと、太陽や水や動植物の生命を全身で感じる。そして自分が自然の一部であるという当たり前の事がよく分かり、自分自身にも、周りに対しても謙虚な気持ちになります。この柔らかなスタンスこそ、あらゆる感覚が解き放たれたニュートラルな状態であると言えるでしょう。

そしてカタカムナ音読という教材を用いて日本語の音読をすることで、さらにアタマが活性化されます。言うまでもなく言葉は人間のありとあらゆる営みの根底に位置し、言葉を使いこなすことは私たちがよりよく生きるために必須です。感性が鋭敏になっている状態で日本語の一音一音を丁寧に発声し、周りの人と音を重ねる。そうした体験は、意思伝達手段以上に日本語の持つ音楽性を再発見し、楽しむことができる時間になります。

3.大きな冒険をする

冒険は子供を一回り成長させてくれます。これまで体験したことのない世界への興味、知りたいという心の声に突き動かされて私たちは一歩を踏み出します。そしてその冒険が、それまでの自分にとって難しいと思えるほど達成した時の喜びは大きく、その経験値がより一層自分というものをたくましくしてくれる。それが冒険であり、ハードルが高いという点でこの川下りは、多くの参加者にとって「大きな冒険」になることと思います。

冒険をする上で一番大切なことは「安全」です。今回の川下りは自然を相手にするので、危険が隣り合わせであるということは忘れてはいけません。命あっての経験です。

自分と周りの安全を確保する上で必要なことは「確かな技術と準備」です。今回の水上教室で参加者は最終日の川下りに向けて1日かけてカヌーとレスキューの初歩技術を学ぶことを必須としています。そしてスタッフも事前に下るコースの下見をした上で、参加人数も万が一の事態に備えてスタッフが対応できる人数に絞っております。そういった準備のもとで、参加者とスタッフそれぞれで安全に川下りできる体制を整えます。

安全が確保されているからこそ、水の流れに身を任せ、時には自分の意思でパドルを漕ぎ、自分の思い通りになることとならない不自由さの間でカヌーの持つ楽しさを自分の中で見出す冒険ができることでしょう。

そして川下りが終わった後にはそのまま作文を書いてもらいます。このまま終わってはもったいない!川下りを通して得た経験を、文章にすることで自身の血肉にするのです。作文が苦手という子でも大丈夫。自分の中で大きな経験をすれば、その感動に形を与えたいという人間の性がみるみる筆を動かしてくれます。経験と自己対話、これらの往復はあなたが昨日までとは違う自分に出会う実感を確かなものにしてくれます。


以上、少々長くなりましたが「心身のコンディションを整え感覚を解放し、大きな冒険をする」という言葉の意味についてご説明させていただきました。
私自身こういった思いはあるものの、実際に水上教室を開催してみないことにはわからないことがほとんどでしょう。だからこそ楽しみで、参加者や協力してくださる皆様とともにいいものを作り上げることができればと思います。皆様のご参加をお待ちしております。


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