単身中国へ留学 就活編

前回から続き。
時は2007年2月、留学生活が終わりを迎える頃、妊婦嫁さんのお腹も順調に育っていき、そろそろ稼ぐ時が来ました。
日本へ帰国して就活する道もあったけど、中国籍の嫁さんが日本へ行くには、様々な手続きと行動が必要となる事や、仮に自分一人日本へ行くとしても、戻って来るのはいつになるか読めないし、大きなお腹を抱えた妊婦を一人に出来ないと思い、現地で就活する事に決めました。
インターネット上で現地日本企業が経営している就活サイトに登録し、募集をかけている企業に目を通すのですが、どこの企業も、大卒でHSK6級以上、が選考基準としており、高卒でHSK5級の私には叶わぬ夢だったようです。
経緯は忘れましたが、エージェントみたいな方に紹介頂く流れになり、数社面接を受けさせてくれるとの事。早速行ってみました。
北京は、日本人が多く、日本人需要が少ない為か、給料設定が非常に安い。僕が面接を受けた数社とも、月5,000元前後(75,000円)でした。1社だけ内定を頂きましたが、とても生活出来ないと思い、お断りしました。
そんな時期、クラスメイトから、どこぞの大学で、人材紹介会社がセミナーを行うとの情報を聞き、そのセミナーに参加する事になりました。
このセミナーでは、広東省では日本人需要が高く、現地採用ながら、日本と変わらない給料で働けますよ!物価も安いので、安定した生活が出来ますよ!との事でした。
生活していく上で、必要なのはお金でしょ!という事で早速面接の申込み、日程を組んで頂きました。
翌週、広東省は深セン市に到着した私は、人材紹介会社から指定されたホテルに宿泊し、その日の夜はケンタッキーを食べた記憶があります。
翌日、早速面接です。
内容はほとんど覚えていませんが、東莞市にある某企業の面接官は、凄く小馬鹿にしてくる男で不快だった事を覚えてますね。6社ほど受け、2社の内定を頂きました。
1番印象が良く、1番時間が短かった企業から内定頂きましたので、即日お世話になる旨の連絡を入れました。
深セン市内に事務所を構える日本企業(大手商社)の現地採用枠で仕事が始まります。

次回、単身中国へお仕事編 序章

ありがとうございました。

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