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自分の未熟さを知れ!

みなさん、こんにちは!
航空自衛隊出身の闘うヘア&メイクアップアーティスト原田忠クリエイティブ道場ようこそ!
このクリエイティブ道場はクリエイティブを深く掘り下げ、”美の創造“を探求し、クリエイティブを通じ誰もが美しく輝ける世界を実現してしまおうではないかと、そんな大それたことをテーマに展開していきます。クリエイティブに関わる技術、コト、モノ、人を通じ定期的に記事を発信して美の創造と革新に挑んでいきたいと思っております。

有事の際、ヘアやメイク、ファッションは後回しになってしまいます。東日本大震災のときにいやというほど無力感を感じたわけです。でも美容の文化や美の力は最後の最後に有事を平時にもどし、心を満たせる力があると信じています。
直接的に人の命を救える仕事ではないですが、美容のクリエイティブな活動がだれかの心にポジティブに働きかけ、少しでも心の癒しや救い、日々の活力になれば嬉しく思います。

クリエイティブな活動が徐々に元に戻る日を信じて、うちに秘めたるクリエイティブ魂の火を絶やさないためにも、微力ではありますが何かのお役に立てればという思いで、記事を書き記していきます。

「自衛隊官であった当時は平和を守る」
「美容に従事している今は平和を創る」

そんな想いでみなさんと一緒にこの状況を乗り越えて頑張っていきたいと思っております。

今回は「自分の未熟さを知れ!」をテーマにお話しをさせていただきます。

前回は美容業界の最高峰に位置するフォトコンテストのJHA大賞部門のノミネートを目指し、作品制作の創作プロセスや作品にかける想いをお話させていただきました。

その当時、美容業界誌へモードへの作品掲載のチャンスをいただきました。
そのインタビュー記事がこちらです。

 麗しの堕天使たち
    ー暗黒の美に惹かれてー

暗く静かな世界観。しかしそれは、暗然とした暗さではなく、気高いほどの美しさを秘めた暗さ。それが原田さんの作品に一貫して通じる、コンセプトのように思う。
ここにあるのは、ご存じの方も多いだろう映画「エイリアン」のフィギュアである。グロテスクな形に、不気味な生命が宿る。まさに暗黒の使者である。もう一つは、マンガ「ベルセルク」のキャラクター、髑髏の騎士。中世を舞台にした、生と死の世界を行き来するストーリーで、もう15年以上連載が続く人気漫画だ。「ダークな世界や、中世の造形美が好きです。エイリアンは線の美しさや質感などデザインとして惹かれるし、作者のH.R.Aギーガが好きで彼の画集はよく見ています。まんがもよく読むのですが、現実全く違う世界観が描かれている点に面白さを感じます。でもこれがデザインの源なんて、変ですよね(笑)」
と原田さんは照れ笑いする。

自らのデザインソースを「映画、アニメ、マンガ」といってのけるヘアデザイナーは、確かにあまりお会いしたことがない。しかしデザインソースがどうあれ、原田さんの作品には絶対的な美が宿っている。

「僕は以前、自衛隊にいたのですが、その経験も大きいと思います。美容で、ダークな世界や生死に関わるような問題をテーマにする人は、少ないですよね。でも僕は生死を常に考える世界にいたので、その世界を肯定できるんです。美容界で僕ができる役割は、ダークな世界の美しさを突き詰めることかな、と考えています。」業界全体をも視野に入れて作品を創ることのできる人。今の日本では珍しいほど真摯な若手のように思う。

作品については、「今回のキーワードは「覆う」です。現代は、ある意味オープンになり過ぎた社会だと思うんです。隠しておきたい部分は隠してもいい。そんな価値観を肯定したいと思いました。もしかしたら僕の中に、何かを覆い隠したいという潜在意識があるのかもしれませんね」と語る。

外の世界を見るだけでなく、自分の内の世界にもしっかりと気付いている。地に足を付けているひとなのだと思う。さてダークな世界が大好きな原田さんとは言え、作品には資生堂らしい美意識がしっかりと息づいている。そうご本人に伝えると、「そうですか、それは良かった(笑)「僕は資生堂クリエイティブチームの中でも異色な存在だと思うのですが、先輩方はそれも受け入れてくれるんです。
ただ「必ずどこかに、一人よがりではない、心に響く美しさを残せ」と言います。僕の作品に資生堂らしさがあるのだとしたら、それは資生堂の培われてきたスピリットなのかもしれませんね。

と、こうして自分の言葉が記事化されることは、嬉しくも、恥ずかしさもありました。
言葉で伝えることはなかなか難しいですね・・・・。

この掲載号には6点作品を掲載し、すでに廃刊となってしまった百日草という美容業界誌に4点作品を掲載していただき、トータル10点を掲載頂きました。

暫くして・・・・、

JHAから封書でノミネート通知がきます。
第一関門である大賞部門ノミネートを果すのです。

まだまだ喜ぶのは早い!

美容業界誌を通じ年間10作品以上発表した作品群の中から、さらに4作品を選び、最終選考対象作品として提出します。

念願の大賞部門に初ノミネートされるだけでも凄すぎることを実感しながら・・・。

いよいよ授賞式に出席。
またまた恵比寿ガーデンホールにて、グランプリの発表。

名だたる美容師のみなさんの作品がずらりとパネルで並び、その中に自分の作品も。

美容師さんと美容業界関係者で熱気に包まれた会場。
エリア部門やアプリケーション部門などから発表され、いよいよ待ちに待ったオフィシャル部門の2004年度JHAグランプリ発表の瞬間。

グランプリは・・・・原田忠・・・・。と呼ばれました!

会場にいる誰もが驚いたことでしょう!

昨年、業界に登場したばかりのルーキーがいきなりグランプリを獲得したのですから・・・。

誰もが予想すらしなかった結果となりました。

出品作品はダークな幻想性を持つ、世の中の流れとはまったく違う作風。

自らの個性を出しつくした作品をあえてぶつけたことがどう審査員に捉えられたのかはわかりませんが、僕はこの作品たちによってグランプリを受賞することができたのです。

積み重ねた努力と技術は決して裏切らない!

そしてなんとグランプリ表彰のプレゼンターはJHAの審査員であり、資生堂ビューティークリエーション研究所(当時)所長、MASA大竹さん。
なんとも光栄な瞬間でした。受賞スピーチでは、流石に号泣しました。

自衛隊から美容業界への転身、挫折と失敗を繰り返しながら紆余曲折の人生で勝ち取った栄えあるグランプリ。

今までがむしゃらに頑張ってきた、自分への最高のご褒美。

新人賞では見られなかった景色も見えました。

まだまだ技術的に美容師的にも、そして人間的にも未熟な自分にも改めて気付きもしました。

同時に、常に高いクオリティーを保ち、タイトルホルダーとして恥ずかしくない道を歩まなければいけない覚悟も芽生えました。

「原田忠全部」の巻末のこのグランプリ作品の解説にはこのように書き記しています。

ダークな世界観を突き詰め、編み込み表現の多様性と可能性、デコラ
ティブな要素と質感をミックスさせたデザインに面白さ、自分らしさを見
出したころの作品。
デザインのコントラストとハーモニーを意識し、表現
したい質感や形状をコントロールでき始めたのも同時期だ。
何度も失敗を繰り返す過程を経て、'04年度Japan Hairdressing Awards(JHA)グランプリを受賞。
ここから編み込みの繊細さを極める
境地へと突き進んでいった。
作品づくりは孤高だ。
孤独を我が物とし、
さらなる高みを目指す崇高な行為でもある。


とうわけで今回のテーマである「自分の未熟さを知れ!」は、

 高みを目指し、そこに到達することができたとしても、その高みよりさらに高い山々を目にした途端、改めて自分の未熟さを自覚してしまうということ。
そこで満足した瞬間に、今以上に素晴らしい景色に出会うことはなくなってしまうということ。       山に登ったら必ず下山して、また更なる高い山に登るための徹底的な準備が必要なんだってこと。


いつもおごらず、慢心しかけたら、自分は未熟であることを思い返して、自らを戒める。


未熟を自覚すれば、幾つになっても、自分を高めていける余地があるということに他ならないわけです。・・・・だから頑張れる。



次回は、2004年にJHAグランプリを受賞した際にインタビューされた美容業界誌に掲載された記事をご案内いたします。
当時、33歳という若さで何を考え、どう行動に移したかが綴られています!

是非、楽しみにしていてください。

ではでは! 皆さんお体ご自愛ください! 


以下、HPになります!ご興味のある方は是非‼️ https://www.haradatadashizenbu.com


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⭐️資生堂トップヘアメイクアップアーティスト原田忠のクリエイティブに関わるアレやコレを徒然なるままに記事化してます‼️ ご興味のある方は是非😉 HPはこちら➡️https://www.haradatadashizenbu.com/
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