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健康格差 二極化を考える

先日友人と、「在宅勤務は運動不足を加速させるのか?」というテーマで語り合っていました。緊急事態宣言などの影響から、リモートワークという言葉も毎日耳にするようになっており、ホットな話題かなぁと思います。

一応たどりついた結論としては、「意識の差が顕著に表れるようになるから、二極化が進むよね」ということでした。意識の差が行動の差であるということはよく言われることであり、意識できるか否かで運動不足になることも防ぐこともできるということですね。

一番わかりやすい例が、通勤がなくなることによって、会社に行くだけで得られる、パッシブな運動習慣が無くなるということです。

国民健康・栄養調査によると、生産年齢世代の男女は、1日に大体7000歩くらいの運動習慣があるという結果が出ています。会社への通勤や社内で歩き回ったりするだけで、これくらの運動習慣が得られているということですね。

これを消費カロリーに換算すると、1日約189kcalになります。(60kgの人で約1時間の軽度の歩行相当の運動と想定。)ーあまり意味がないですが食べ物に換算すると、ごはん110gくらい、コンビニおにぎりのごはんの量くらいになります。ー

この消費カロリーを体脂肪を燃焼させるエネルギーに換算すると、1日だいたい26gの体脂肪を燃焼させるエネルギーということになります。これを1週間(5日)、1ヵ月(4週間)、1年(12ヵ月)と計算していくと、6,240gになります。

つまり、会社に行かなくなるだけで、年間約6kgの体脂肪を燃焼させるエネルギーが不足してしまうことになります。

もちろんこんな単純な話ではありませんが、少なくとも単純計算でこの計算が成り立ってしまう程度は運動量が減ってしまう、ということを意識できているかどうかの差は大きいのではないかと思います。

今は便利な世の中で、youtubeやSNSなどでも自宅でもできるエクササイズなどのコンテンツはあふれているので、意識次第でいくらでも行動は変えることができますね。リモートワークになれば、周りの目やオフィス内での謎の調和を気にする必要もなくるので、チャンスも広がると思います。

日本人は平均寿命は世界一ですが、健康寿命との差が約10年もあり、健康格差も問題になっています。健康に限らず、あらゆる分野で二極化が進むことが予想されるwishコロナ時代ですが、まずは身近でノーコストでできる運動習慣に目を向けることもアリかもしれませんね。


ちなみに話を戻すと、現状リモートワークの実施率は都内でも26%、全国ではわずか5.6%だそうです。これにより運動不足が加速したとしても、40、50代男性の肥満率が約37%であることを考えると、周りの太ったおじさんが3~4%増えるということですか。今のところ大した問題ではなさそうですね(笑)



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