父の夢のメモ

今日の朝、初めて4ヶ月前に亡くなった父が夢に出てきた。

細かい状況はあまり覚えていないが、夢なので夢見たいな話で、僕が数ヶ月先の未来にタイムリープ(未来でもこれで合ってるかしならいが)して地元をうろうろしていると、足音を聞いた父親が実家の窓から突然顔を出してきた。

反射的に顔を出しただけで人が歩いていることを確認すると僕とはわからなかったようですぐに向きを変え背中を向けた。

どうやらお酒を飲みながら将棋盤の上に本を広げて何か読んでいるようだった。僕は「そうか、数ヶ月先の違う未来には父親が死ななかった未来も存在するのか」と、思った。

僕はやはり心のどこかで孤独死した父親を亡くなる前に何故なんとかならなかったのか、ということを気にしていたと夢が覚めてから思った。

未来にタイムリープできるなら、過去にもいけるはずじゃん、と思って少し考えたが、それをしたところで今僕が生きている世界には結局父はいないままだということも同時に考えた。多分東京リベンジャーズのようには都合よくはいかないと思った。

多分、僕はここ一ヶ月ほどで父の死を受け入れたのだと思った。

生きていて嬉しいことに越したことはないが、僕は、もう、このままでいいと思った。

妹は泣いていた。


夢から覚めたあと、とても懐かしい気持ちになった。

夢で父は僕に語りかけることはなかったが、前から僕たちの関係はそんな感じなのだ。

夢の中なのでなんだか頭身がおかしかったように感じたが、一目会えて、良かった。

大阪で絵画制作や美術活動をしつつ、ARTspace&BARアトリエ三月を運営しています。サポート頂いた分は活動費やスペース運営費として使用させて頂きます。全ての人がより良く生きていける為に 美術や表現活動を発信し続けます。