絵画作品のサインの入れ方。
僕が運営しているギャラリーは基本的には若手作家対象、みたいな立て付けにはなっていますがそれは年齢がどうこうではなく、何歳でもはじめてまもない方々をできるだけバックアップしていきたい、という思いもありつつ、
それでもほぼほぼ企画展が中心となるので販売というネックはいつでも付きまといます。
僕自身作家な身でもあるので一緒に考えて一緒に成長していきたいな!という思いがあるので、まだあまり展示とか活動していく上でわからないことなど色々話を聞きながらやっていきたいな、と思っています。
ところで今日は作品のサインについて。
僕の運営しているギャラリーでは本格的なFine artからアウトサイダーアートまで幅広く発信を続けていますが、ジャンルがどうであれ、原画作品であれば必ず作者のサインが必要になってきますよね。
立体作品やサインが付けにくいものに関しては作品販売証明書などを発行したりしています。
基本的に絵画が多いのですが、たまに、サインの入れ方が微妙な場合があります。
例えば細かい話なんだけど張りキャンバスなどの作品の裏の木枠の部分にサインを入れたりする方がいますが、
これはもしも木枠が経年劣化でキャンバスを張り替える必要があった際に、サインがなくなっちゃうことになりますよね??
なので絵画のサインはキャンバスであれ、パネルに紙であれ、必ずその支持体のどこかにサインを入れてもらいたいです。
キャンバスや紙とパネルが完全に接着されている場合であればいいかもしれませんが、念には念を、やはり支持体にサインを入れてもらったほうが良いかもしれません。
たまに額装作品の額にサインを入れている方もいますが、これも入れ替えちゃうと意味ないのでちゃんと作品にサインを入れてほしいです。
証明書があるかもしれないとはいえ、サインは正真正銘その作家が描いたものである証になりますよね。鉛筆でサインも微妙ですね。
そこらへんも色々と考えてみるのも大事かもしれません。
あと先日は僕のギャラリーではないんだけどお礼状的な、購入作品に対してのおまけ的なドローイングを転売しているクズを見つけてしまったので考えものですね。今日はサクッとこの辺で。
大阪で絵画制作や美術活動をしつつ、ARTspace&BARアトリエ三月を運営しています。サポート頂いた分は活動費やスペース運営費として使用させて頂きます。全ての人がより良く生きていける為に 美術や表現活動を発信し続けます。