やっぱり過去の自分は好きになれない

昨日自宅の整理をしていると過去、2008年頃の活動していた時期の写真が出てきた。

自分の展示風景や作品を資料として残すことはもう絶対的に大事でなのだが、結論から言うと10年以上前の作品に目も当てられなかった。


まるで下手。今も下手だが(僕の作品に関して言うとうまい下手とかの領域ではないものの)まるでダメ。描いている内容も、表面的なことも、自分の後ろ姿も、もう何もかもダメ。ダメダメダメ。


昔から自分という人間はそこまで好きではない。

今は大人になってだいぶマシにはなった方で仕事や発信のためならyoutubeであろうがなんであろうが表に出ていくことができるようになった。


昔の自分は本当にダメ。バカすぎ。でもその頃の自分があって今の自分があるので否定はしない。しかし本当にバカだし絵も下手だった。


最近よく思うのだが、今も変わらず絵を描き続けている中でやはり続けていると少しづつ少しづつ絵がよくなったりするのは自分でもわかる。

でも見てわかるように自分の作品って具体的にデッサンがうまくなればうまくなるようなもんじゃないし、

制作料が増えればそれだけ上手くなる筈(?)だが、正直何がどう、上手くなったのか、作品としてよくなったのかは自分でもイマイチわかっていない。一つあるとすれば開き直りみたいなことかもしれない。


そんな不確定な中で制作を続けている。もしかしたらまた10年経つと今の作品にやはり目も当てられなくなるのかなぁ。ご購入いただいている方々に対しては失礼かもしれないが、正直な想いだし、それでも僕の作品は離さず持っといてくださいよ、と思う。


そーいえば、ビジネス番組とかその他賢い系番組に出ているオラオラ系の落合陽一を今まではそこまで好きになれなかったが、落合陽一自身のyoutubeチャンネルが開設され、そこでアーティストしての自分のことを話すとなると途端に歯切れが悪くなる彼が少し好きになった。


アーティストとしてどんな場面に出て行っても堂々とプレゼンできる姿勢は大事だと思うけど、そんな中でも垣間見える人間臭さが好きだなー

大阪で絵画制作や美術活動をしつつ、ARTspace&BARアトリエ三月を運営しています。サポート頂いた分は活動費やスペース運営費として使用させて頂きます。全ての人がより良く生きていける為に 美術や表現活動を発信し続けます。