強さだけじゃプロの格闘家にはなれないんですよ。
※くれぐれも格闘技の話じゃないっす
はっきりと目標が見つかった後でそれを口に出してしまえばあとはやるだけ。とりあえず毎日手を動かすこと、そんな当たり前なことから初めて行こう。
しかしそもそも僕は昔っから毎日1日8時間制作をし続けるタイプではなかった。昔はそれが正しいアーティスト像だと思っていた。
しかしアーティスト、画家、美術家などなど、それが音楽家やデザイナー、なんでもいいんだがただ一つのことをし続けることが単純に正しい姿ではないんだろうと思う。
音楽家は(知らんけど)作曲もするし演奏もする。それらが別々の仕事であることも良くあるだろうし打ち合わせや例えばその技術を誰かに教えることだったり、音楽家ひとつ取っても様々な側面がある。
20代の頃は美術手帖に載るような若手スーパースターみたいな作家やアーティストの多くは1日8時間10時間12時間永遠に絵を書き続けているというインタビューを読んでそれが正しい画家やアーティストの姿だと思っていた。
先日作家のナカミツキと話ししているのが楽しかった。
彼女は音楽をテーマに他者の演奏中にiPadでデジタルペインティングで絵を描く。その特性上、ものの5分ほどで作品を作ってしまうのだが、実際描いたのは5分と言えど、そこにたどり着くまでにリサーチにかけた時間、打ち合わせに費やした時間、全てがその作品を作るために欠かせない要素となっている。
そう言えばこないだ見てたyoutuberで格闘家の朝倉未来が言っていた
「格闘家としての強さだけが全てだと思ってる人多いんだけどそんな訳ない。ちゃんと人集めてチケット売ってホール満席にしてこそプロの格闘家だよ」
と、プロレスラーならまだそうかな、と思うんだけどやっぱりこうゆう人たちもそんな風に考えているんだな・・と
つまりただ技術があって上手いだけじゃプロにはなれないんだと、
センスと戦略やパフォーマンス、それらが全て備わってようやくプロなんだと・・・SNSの時代、この個の時代と呼ばれるに相応しい時代ですね。
つまり何が言いたいかというと圧倒的な努力は勿論そうだけど腕力だけでどうにかなる時代じゃないよねってことだよね。そこに人を振り向かせることができるようなストーリーなり魅力がないと誰も振り向いてくれないよ、
って感じで今日はこの辺で。
本日の動画更新はアーティストトークになります。19:30から、刺繍作家でアーティスト、エンターテイナーの前野めりさん、もうかれこれ3度目くらいの登場です。よろしっく〜
アーティストインタビュー 前野めり
2020年7月21日(火)19:30- youtubeにてライブ配信!!
大阪で絵画制作や美術活動をしつつ、ARTspace&BARアトリエ三月を運営しています。サポート頂いた分は活動費やスペース運営費として使用させて頂きます。全ての人がより良く生きていける為に 美術や表現活動を発信し続けます。