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夜中の出来事

「痛っ!」夜中、妻の声で目が覚めた。トイレに行こうとしてどこかをぶつけたようだ。「大丈夫?」体を半分起こして声をかける。「頭が。」頭?妻は小柄で、頭をぶつけるほど背は高くないはずだが。立ち上がり明かりをつけると、30センチは超えるであろう長い角が、妻の頭から真っ直ぐに生えていた。

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