生き方の原典 　1章　人間と霊魂の働き17【事故の背後に霊魂あり】

　現世界は他界の写しであるから、地上の出来事は全て、他界と深い関係がある。
例えば交通事故を例にとっても、殺された人、運転手、車のいずれも他界の霊との色々な関係のもとに事故が起きている。
しかもこの関係とは複雑なことが多く、単純に、殺された人は因縁霊に殺されたとばかりとは言えない色々な事がある。車にしても、車を作った人の霊、買った人の霊、運転手の霊的な関係などが関連している。

いま猟師が動物を殺す。動物は恨みをもって猟師を狙う。たまたまそこへ一台の車が来る。この車を作った人が憎しみをもって死んでいる。すると子の念と動物の念と一緒になって、猟師をひき殺させる。しかし猟師と運転手の間には、現実的にも霊的にも直接何の関係もない。

霊に関することは奥が複雑だから、すべて因縁霊のせいとせず謙虚な気持ちで勉強せねばならぬ。