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2020年8月23日 宇宙の謎を解明する粒子を発見?

こんにちは。ハッピーくん。

本日はこの記事です。

宇宙の謎解明、粒子を発見?:日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO62898360R20C20A8MY1000/

宇宙の約27%を占めるとされる正体不明の暗黒物質(ダークマター)を観測するイタリアの地下施設が6月、謎の信号をとらえたようです。

専門家は「現時点で暗黒物質の可能性は低い」と明かす一方で、この信号が宇宙の成り立ちに関わる未知の素粒子「アクシオン」の兆候かもしれないそうです。

私たちが今ここにいるのは、体や身の回りのモノを形づくる物質があるためです。

ところが宇宙では、観測でわかる物質は全体のわずか5%にとどまり、残りが何かはよくわかっていません。

5%の物質もまだ解明できていないことだらけですが、それ以外の世界が95%も占めていると考えると、今の常識は実はとんでも無く非常識なのかもしれません。

風呂場の浴槽で見る渦巻きは、外側が内側よりもゆっくりと回ります。これは地球では常識です。

しかし、銀河では中心近くと外側の回転速度はほぼ同じであることがわかっています。

銀河の形を保つには外側の力と釣り合う「何か」が必要になり、それが暗黒物質だと考えられています。

生まれたての恒星を取り巻く濃いガスの円盤で光の波の向きを操っているのも暗黒物質の仕業だという説があり、それには光を曲げる素粒子が必要で、アクシオンが暗黒物質ではないかといわれるようになりました。

アクシオンは存在すら危うい素粒子ですが、「アクシオンがあれば、絡み合ったひもがほどけるかもしれない」と願う研究者がイタリアの謎の信号に目を輝かせています。

この世は生き物の体や建物の構造のように「左右対称」の存在で満ちあふれています。

ところが極小の素粒子の世界では対称性が崩れる、「CP対称性の破れ」が生じます。

観測方法によっては対称性を保つ意外な光景があり、それでもなんとか納得したいと持ち出してきたのがアクシオンです。

アクシオンはこの世界に、物質がわずかしかない理由をひもとく鍵も握っています。

今ここに、物質と反物質を表すコマ(駒)があるとします。

物質は左に回り、反物質は右に回る。

強さや回転数の条件が同じならば、双方がぶつかれば互いに回転エネルギーを失って止まってしまう。

アクシオンは物質の左回転が強まるよう加担する一方で、反物質の右回転が弱まるように働く。

いずれ反物質のコマは倒れてしまう。「こうすることで、物質優勢の世界ができあがった」(張ケ谷研究員)

アクシオンというものを考える人も凄いですが、そのようなもの?素粒子を見つけることも大変なことですね。

期待したいです!

それでは本日も最後までお読みいただきありがとうございました!

ハッピーくん

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