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消費・浪費・投資:こどもに伝えたいお金の話②

「つい衝動買いしてしまったけど、改めて考えるとなんでこれを買ったんだろう?」「安かったからとりあえず買ったけど結局使わなかった」、そんないわゆる無駄金を使った経験はありませんか?このコロナ禍で、お買い物の傾向がずいぶん変わってとも言われてますが、お金の使い方でよく言われる消費・浪費・投資の少なくとも浪費はできるだけ避けたいですよね。消費行動はいわゆる癖のようなものでもあります。こどもの時から身につけたいお金の話シリーズとして「消費・浪費・投資」について綴ってまいります。

消費・浪費・投資とは

あなたはご家庭の1ヶ月の住宅費、食費、水道光熱費、通信費、教育費、貯蓄など何にどのくらいのお金を使っているかを把握していますか?もちろんその前に収入があり、その範囲の中でやりくりをされているとは思いますが。そうでない方はまずはざっくりと把握することをオススメします。

その上で、その使いみちが「消費、浪費、投資」のいずれにあたるかを仕分けしていきましょう。

一般的に言われているのが

消費:生活する上で必要な出費
浪費:生活に必要のない出費
投資:生活に必要はないものの、将来に役立つ出費

というふうに、日常生活をする上で必要かそうでないかという基準で考えていきます。また、その他には

消費:その金額と同等の価値がある  消費 モノ=金額
浪費:その金額以下の価値がある   浪費 モノ<金額
投資:その金額以上の価値がある   投資 モノ>金額

支払った金額の対価として価値があるかどうかを基準にする考え方です。

お金のソムリエ式「消費・浪費・投資」の考え方

私の所属するお金のソムリエ協会では「お金を通して家族の幸せを実現する」ということを使命に活動をしております。多くの人が陥りがちなお金に関する間違った常識を改め、正しい知識を身につけるための教育活動に力も入れています。その中での「消費・浪費・投資」は

消費:自分や家族のために役立つもの
浪費:自分にも家族にも役立たないもの
投資:自分以外の人のために役立つもの

という定義をしており、モノを買う時にほしいかどうかではなく、高いか安いかで買うのではなく、必要でありかつ誰に役立つかという点で判断していきます。

しかもこれはお金に限ったものではなく、時間に関しても同様に捉えています。自分や家族に役立つ時間は消費であり、自分以外の人に役立つ時間は投資であり、自分にも家族にも役立たない時間は浪費というものです。

この軸でご自身の消費活動を見直してみる、お買い物をする時にちょっと立ち止まり買うかどうかを決めていくと随分と浪費が減る、いわゆる衝動買いや不必要な買い物を減らすことができます。

こどもにも「消費・浪費・投資」の思考は身につく

お金のソムリエ協会では、これまでは一般向けにお金の教育をしていましたが、こども向けのコースを開設しています。今回、そのキッズコースのクラスを開催し、「消費・浪費・投資」の考え方をこども達に伝え、その後の行動についてシェアをしていきました。すると

「漫画を買ってもらってたけど、これは消費・浪費・投資のどれかを考えてみたら浪費になるかと思った。自分は楽しいけれど、他の人の役には立たないと思ったから」小3男の子
「お小遣いでお菓子を買おうと思ったけど、それよりは貯金をして欲しいものを買う時に使おうと考えて買うのをやめた」小6男の子
「時間の使い方を意識するようになった。テスト対策の勉強する時間を長くとったり、ボードにやることとその時間を書いて、そのとおりにやった」
小6女の子

今までのお金の使い方を振り返ったり、使う前に考えたり、お金だけでなく時間も同様に考えて意識することができたという大人がビックリするシェアがたくさん出てきました。

こどもの時からお金や時間に対して「消費・浪費・投資」の意識や思考が身につくと、今の環境下でも全く違う人生を歩んでいきそうな気がしまよね。こどもの頃からの学びや環境は大事だと改めて感じたところです。

「この買物は消費か、浪費か、投資か?」
ぜひ、そんなことを考えてお買い物をしてみて下さい。
またお金のソムリエ協会は、こちらから




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