いろんな視点を持つこと
みなさん、こんばんは。
突然ですが、8月15日と聞くとどんな風に感じますか?
1945年8月15日、日本はポツダム宣言を受諾しました。
日本人にとっては「終戦記念日」であるわけですが、韓国では8月15日は「광복절(光復節)」で、いわゆる独立記念日です。韓国では祝日です。
日本で生まれ、日本の教育を受けて育った私にとって、今まで8月15日という日は「終戦記念日」以外の何ものでもありませんでした。
だけど、韓国人の知り合いと仲良くなってからは、韓国にとっては「独立記念日」なんだということに気がつきました。
当たり前のことなのに、今まで気づくことができずにいました。
私の曽祖父母は、おそらく戦時中に日本に来ています。
曽祖父母にとって8月15日はどんな日だったのでしょうか。
やっと戦争が終わった、そんな風に思ったのでしょうか。
残念ながら、曽祖父母はもうこの世にはいません。
曽祖父母に戦争の体験を聞くことはできないまま、亡くなってしまいました。
本当は聞いてみたかったけれど。
戦争の話ってタブーのように扱いがちで、中々直接曽祖父母に聞くことができませんでした。
でも、父によると、ひいおじいちゃんは「戦争こわいよぉ」と度々言っていたそうです。
きっと戦争で怖い思い、辛い思い沢山したんだと思います。
日本では8月15日はどこかしんみりとした日ですが、韓国ではお祝いの日で、なんだかそのギャップに戸惑うこともあります。
私個人にとっては、やっぱり日本で生まれ育ってきたわけで、日本の教育しか受けたこともないので、8月15日はしんみりと平和を祈る日です。
だけど、もし私が韓国で生まれていたら、韓国で育っていたらそんなことなかったのかもしれません。
世界中には色んな考え方や価値観が存在します。
アメリカでは「原爆は戦争を早く終わらせるために投下したから正しい判断だった」という考えが多く支持されているというのは有名な話です。
「8月15日はお祝いの日だ」とか「原爆は正しかったんだ」とか日本的価値観からいくと怒りたくなっちゃうようなそんな考え方かもしれません。
だけどその国の歴史や文化、立場によって考え方や捉え方は異なります。
自分にとっての当たり前は必ずしも他の誰かにとっての当たり前ではないということ、色んな考え方があることを常に心に留めておきたいですね。
おばあちゃんと済州島に行きたい!