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たとえ話を多用する(言語化能力を高める、PART2)

「言語化能力を高める」という記事を書き終えた後に、ふと、
「あ、たとえ話のことを入れるの忘れた!」と言うことに気づきました。

普段の記事にも、「たとえ話をする」ということは、何度か書いているのですが、これが、言語化能力を高めるということに繋がる、ということは、特に名言してきてなかった気がします。
ということで、言語化能力を高める、PART2として、お届けしたいと思います。

私に寄せられる質問(?)に、
「どうやったら、言語化能力が高まりますか?」というのと、
「どうやったら、質問力が身につきますか?」という、2点が30代ぐらいから多くなったなぁ~と思ってます。

過去の私の人生(?)を振り返ってみて、私のコミュニケーション能力に役立ってくれたことを一覧にしてみました。

  1. 20代後半~30代前半に出会ったメンター(たとえ話)

  2. 経理専門会社での3分間スピーチ(質問力・フィードバック力)

  3. 東洋史観(算命学・動物占い)(3分類をはじめとしたタイプ別話し方)

  4. コミュニケーション専門プログラム(質問力、惹きこみ力)

  5. お茶会カード(質問カード)

こう考えてみると、環境と、見本があるということが、1つのポイントなのかなと思います。
過去に、職場で、「どうやったら、つっちーさんのように、質問力が身につきますか?と後輩くんに聞かれ、
「質問力の本を2~3冊読むと良いよ」と教えてあげて、出向していたら、半年後には、「社内で質問力といえば、〇〇さん(後輩くん)ですね」という話を社内で聞いて、ビックリした記憶があります。
ちょっとした、余談でした。


◆たとえ話が、なぜ必要なのか?

今、仮想通貨のサポートコンサルをしていて、ほとんどの人が、
「結局、仮想通貨って、なんだか、よくわからない!」と思っていて
だから、始められない!んですよね。

(「超アナログでもわかる仮想通貨」というブログも開設していますが、記事が少ないので、興味のある方だけググってください。一応、トップ表示されると思います)

私は、会話の中で、
ブロックチェーンを線路に例えてみたり、NFTをブランドのバッグに例えてみたりするわけです。

外貨が分かる人なら、外貨のことに例えてみたり。

その人が持っている現実・知識と繋げられるところは、どこか?と探りながら、話すのが、楽しいのです。

そうすると、たとえ話を通じて、その人の持っている知識・経験と繋げていくことで、相手の理解力がググっとアップするんですね。

シナプスではないですが、まったく新しい情報をポンっと、入れられるよりは、元々、持っている情報に「繋げていく」方が、人は理解がしやすいのです。

そのために、たとえ話というのは、有効だと思っています。

◆たとえ話をしてくれたメンターの存在

知り合った当時、メンターは、私の8つ上。
ビジネススクールで、メンタルヘルス事業のビジネスプランを発表してた。
興味を持って参画したはいいけど、集まっているのは、メンターと同年代。
私が、最年少だったと思います。

会議の時にメンターが話すことが、何もかも新鮮で面白かった時。
わからないことがあると、すぐさま、「例えばね・・・」と話し出すと、私の身体が前に乗り出したのを、今でも覚えてます。

その例え話を聞きたくて、1時間もかけて、毎週のように、打ち合わせと称して通っていたのが、懐かしい記憶です。
ただ、ビジネスとして、軌道に乗せるまでに時間が掛かりすぎて、もっと、(投入する)時間と対価のバランスを良くしたいと思って、経理の仕事に専業したくて、メンタルヘルス事業からは離れていったのです。

ただ、その当時ののメンターから、教わったことは印象深くて、

「能ある鷹はハトポッポ~~」
(意味:能ある鷹が爪を隠したぐらいじゃ、鷹だ!とわかって警戒される。だったら、ハトポッポ~だったら、相手が警戒せずに、油断してくれる。
賢く見せようとするな、アホっぽく見せろ、という意味)

「プレゼン(営業)の持っていき方(話し方)は最低3通り用意する。最大で7通りぐらいあると完璧」
⇒話し方がワンパターンは、要注意。ワンパターンで万人に通じる話し方などない。

プレゼン資料は、「機能美が大事」
⇒伝わる資料は、シンプルかつ、わかりやすいこと。

などなど、今でも大切にしていることを教えてくれたものです。

◆出来事を正確に伝えることは・・

私は、会話をしていて、なんとなくわかってきたことは、
「人は、相手の出来事を正確に理解しようとも思ってない」ということです。

こんなことを書くと、
「え?メッチャ出来事を正確に伝えようとしているのに!」と思う方も多いかもしれません。

特に女性は、出来事を正確に、細事にわたって、伝えようとしてくれることがあります。

しかし、すいません。
聞いている方は、話している側ほど、全部を理解しようとしているわけではないんです。
こういうと、私、ちょっと男性的かな?と思ってしまいます。
話の全体像が見えないと、細かいことを、いろいろ話されても、
「なんで、その描写を細かく話そうとしているのかな?」という方に意識が向いてしまうのです。

例えば、メロンを食べたことが無い人に、メロンの糖度がどうとか、産地がどうとか、細かく話しをされても、ピンとこないのです。

そんなとき、私ならどうするか?
「桃は、食べたことありますか?」と聞きます。

それで、相手が桃を食べたことがあれば、
桃のジューシーさや、感触などから、似ている部分、違う部分を話していくと、相手は、「それなら、食べてみたいかも!」となるわけです。

大抵、メロンの話をするときは、「美味しさを共有したい、食べてもらいたい」が目的のことが多いでしょう。
だったら、メロンの事だけを話すのではなく、同じように美味しい部類に入るものを、イメージし、その有無を確認するのが、大事なんです。

仮想通貨の話をするときも、株や投資信託、銀行など、似たものを聞いていって、どの話だったら、相手が理解しやすいかな?という取っ掛かりを探る・・・取っ掛かりが見つかったら、そこからたとえ話で、相手の理解を繋げていく。
そうして、初めて、相手は「あぁ~、なるほど~」となっていくんです。

だから、物事を正確に伝えることって、さほど重要ではないと、私は感じてしまうんですね。
もちろん、状況によっては、現場検証だとか、なぜ、そういう事故が起きたのか?という問題解決の場面では、詳細な事実の方が重要です。そこで、たとえ話なんか、しようものなら、「事実をきちんと話して!」と怒られてしまいます。

◆わからない専門用語ほど

今後は、たとえ話が重要になると思ってます。

特に分野ごとの専門用語が増えれば増えるほど、初心者とその道の人との乖離が激しくなります。

また、仮想通貨(暗号資産)のように、NFTだとか、メタバース、ムーンショット、SDGsなど、日本語発ではない、なんだかよくわからないものが、増えてくることで、ますます、みんなの頭が「???」となることでしょう。

特に、仮想通貨の世界は、いまだに世界共通ということもあり、英語がメインですが、使われる用語も、英語あるいは、カタカナのままが多いです。

で、ここ数年、ガッツリ仮想通貨(暗号資産)の情報を拾ってみて思うのが。。
「ちゃんと、日本語に翻訳せぇ!」ってこと。

福沢諭吉が、いろんな英語を、明治時代に、翻訳したからこそ、英和辞典が出来上がったと思います。

仮想通貨(暗号資産)は、もう、翻訳されることなく、書かれるんですよね。
もちろん、英文がほとんどなので、英語の出来ない私は、Deeple翻訳に相当お世話になってます。

それで、技術的なところは、日本語に訳されても、私もわかりませんが、ブロックチェーンとか、プラットフォームなど、どのブログや情報を見ても、そのまま表記されているんですね。

もちろん、中には、「ブロックチェーンは、こういうものですよ~」
「プラットフォームは、こういうものですよ~」と解説しているものはありますが、用語の理解に追われて、本質的な、「仮想通貨を使って〇〇したい」という目的を見失ってしまうのです。

これは、よく、車に例えると、
「車の構造はわからないけど、運転技術はあるから、ドライブすることができる。ドライブして、いろんなところに行ってみたかったのが目的だから、車の構造は、修理屋さんや作ってくれる人が分かっていればいいや」というのが、本来だと思うのです。

でも、仮想通貨(暗号資産)などに限って、用語が難しくて、結局触るのを止めてしまう・・・もったいないことです。

もちろん、用語は追々、覚えていけばいいと思いますが、
「なぜ、ブロックチェーンであることが重要なのか?」
「プラットフォームがあることで、何が楽しめるの?」ということさえ、掴んでおけば、あとは、作ってくれる人たちにお任せで、良いと思うのです。

大事なことは、トヨタの〇〇に乗ろうか、日産の△△にしようか、決めて運転するだけ。
これを、仮想通貨で言えば、ビットコインにしようか、イーサリアムにしようか、それを、〇〇という取引所で買うか、△△の取引所で買うか?の違いなんです。

言語化を高めることを知りたかったのに、仮想通貨の話になって・・・
と思われた方、すいません。

ちょっと、わかりにくい部分もあったと思います。

別の話に、変えてみようかなと思います。

マッサージや整体を受けたことは、ありますでしょうか?
気持ちいいですよね。
でも、その道の専門家の方であれば、経絡だとか、〇〇筋だとか、身体の作りのことは学ばれるでしょう。

でも、そんな専門用語を施術中にお話しされても、揉んでもらう方が困ってしまいますよね。

ただ、痛気持ちいい部分が何なのか?というのは、知りたくなると思います。
その手の先生ならば、「〇〇筋ですねー、これは、✖✖してないと、固まっちゃうんですよー」と教えてくれるかもしれません。
「〇〇筋が固まりすぎると、ギックリ腰などに繋がってしまいますから、ほぐしておきますね~」と、なる訳です。

そうなれば、普段の生活でも、固まらないようにするために、どうしたらいいか?ということがイメージつくと思います。

それを、もし仮に、専門家の人たちが学ぶ授業並みに、「〇〇筋が硬直して、✖✖筋に影響して、これが、こうなることで、ギックリ腰の現象が起きる」なんて、小難しく言われたら、「???」となると思います。

「そんな、専門的なことを聞きたかったわけじゃなくて。。」という思いも出てくるでしょう。

結局、「なんのために」という目的を、理解、把握しておくことが重要だということですね。

整体・マッサージだったら、「身体を楽にしたい、痛みを無くしたい」が目的でしょうし、仮想通貨(暗号資産)だったら、お金を増やしたい、NFTを買ってみたい、株や投資信託以外でいじってみたい、になるかと思います。

◆たとえ話ができると

実は、今、お世話になっている、コーチングコミュニティのコーチも、メチャクチャ、たとえ話の達人です。

受講生が、「先日の、〇〇の話と言い、今の話と言い、よくたとえ話が思いつきますね?」と感想を言っていたことが、私の中では印象的で。

私にしたら、「〇〇で言ったら、こうだよね」というのは、好きな話し方なので、何も気にしてなかったのですが、その受講生の発信している内容(YouTube配信されてます)を見てみたら、確かにたとえ話が1つもない。。

あ、普通の人は、会話の中で、たとえ話という発想自体がないんだ!?と感じたんです。

たとえ話がない方が、寄り道は、少なくていいかもしれません。
その方が端的に理解できることもあるでしょう。

ただ、寄り道って、人生の寄り道でもそうですが、新しいことを発見したり、新鮮な気持ちになることありますよね。
彩り豊かに感じられるというか。

SNSでも、ダジャレが上手な人など見ると、凄いなぁと思いますし、よくあるとんちで、「〇〇とかけまして、△△と、とく。その心は?」も、たとえ話の最たるものだと思ってます。

人を和ませたり、おぉーー!!と唸らせたり、ふむふむと、感心させてみたり。
そういう能力を使ってお仕事をされている方もいます。

私の場合は、人にモノを教える時に、たとえ話が多いです。
(なので、とんち系、ダジャレ系は得意ではないです)

◆小さい頃好きだった番組で

ここまで書いていて、思い出したのですが、昔、NHKで、「連想ゲーム」というのをやってたことがあるんですね。
当時、NHKは、つまらないニュースや大河ドラマ、朝の連ドラを見るだけのチャンネルというイメージが強い中、この連想ゲームだけは、子ども心に好きな番組でした。

たぶん、レクリエーションで、連想ゲームを実際にやったことのある人もいるのではないでしょうか?

お題が出される。
お題(答え)を見たリーダーが、ヒントを言う。
メンバーがリーダーのヒントを元に答えを当てていく。
ただ、それだけのゲームなんですが、盛り上がりますよね?

連想ゲームをうまくやるには、単語から紐づく、いろんな要素をイメージしないといけません。
これは、結構、たとえ話をするのに、役立つ気がしています。

語彙もそうですが、連想能力というのが、コミュニケーションには、必要で、よく
「相手の立場に立って考えなさい」と言われると思います。

でも、この相手の立場に立つという【連想】ができなければ、その言葉は虚しく空を切るだけです。

私は、実際に、30代近くになって、カウンセリングの勉強の一環で、「エンプティチェア」という技法を学ぶまでは、相手の立場に立つということを、実感したことはなかったです。

これは、実際にやってみると、例えば、私の場合は、父親が苦手でしたが、
「父親が嫌な言葉を発した」場面をエンプティチェアでやってみると、
「自分のことを(家族が)尊重してくれない」という思いから、攻撃的になるということが実感できて、実際に、食事中に怒りだした時に、
「誰もお父さんのことを責めてないよ。ただ、違う考えがあると言っているだけだよ」と言ったら、怒りが収まったのを見て、母がびっくりしていたことがありました。

人の記憶はシナプスに例えられると言いますが、1つ1つを繋げていくと、最後は、知りたかったことにたどり着くなぁというのが、私の感覚です。

◆見本がいて、環境があって

大事なことは、マネしたい見本があって、そして、それを活用する環境があった、ということでしょうか。

最初のメンターという見本があり、3分間スピーチという環境があり、それをお茶会カードという質問カードにして、形にした。

それを、今は、ブログに書いたり、サポートコンサルすることで、活かしていると思っています。

大事なことは、見本がいる人のそばにいること。
使える環境に身を置くこと。

もしも、ご自身が、言語化能力を高めることをしたいのなら、この2点は大事だと思っています。

というより、言語化能力に限らず、マネしたい、見本となる存在のそばに行く。使える環境に身を置く。
これは、自分を飛躍させたいのであれば、必須項目だと思っています。

実際、私は、知って知らずか、やっているように思います。

遠くにいたんでは、意味がないのです。
私に、1回質問しただけでは、意味がないんです。
私のブログ記事を読んでいるだけでは、意味がないんです。
自分でも、それがやれる環境に身を置かないと意味がないんです。

知るとわかるは違う。わかるとできるは、もっと違う。

あなたの人生のヒントになれば、幸いです。
あなたの人生が良くなるよう、心から応援しています。

今回も記事をお読みいただきありがとうございました。

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