日々の人生を楽しむ☆ vol.12

　はぴラボキャリア・アドバイザー兼事務局担当のイシワタ サチコです。
急に寒くなってしまいました。まだまだ秋を楽しみたいのですけどね。

私は月に数回だけですが、障害者の方たちの集いにボランティアへ行っています。
利用されているのは、軽度の精神障害を持っている方たち。
その集い、曜日と時間と場所だけは決まっているけど、そこで何をするかは決まっている訳ではないんです。
いくつも部屋があるので、来た人はみんな好きなことをやっています。
トランプをやっている人、自分の好きなDVDを見ている人、絵を描いている人、ギターを弾いている人、おしゃべりしている人、ゴハンを食べている人…例を挙げたらきりがありません。
やっている内容によっては、家で1人でやってたっていい事もたくさんあります。
絵をかいたり、DVDを見たりするのは家でもできますもんね。
実際、黙々と何かやりたいことをやっている人もいます。
でも、みんながいるところで、誰かが「何見てるの～」なんて声をかけたりするんです。そこから「私、この役者さん好きやねん」なんて話が生まれたりする訳です。

そんな中で「今度こんなことやりたい」なんて話が出ることもあります。
例えば、つい最近で言うと「ウクレレを弾いてみたい」っていう利用者さんがいました。
ちょうど主催者の知り合いでウクレレを趣味にしている方がいたので、この集いの日に来てもらいウクレレ演奏会が開催されました。
みんな好きな曲をあらかじめリクエストしていたので、演奏会は大盛り上がり！
ウクレレも触らせてもらい、その後習い始めた人もいました。

自分一人でできることもたくさんあるけど、誰かがいる場所へ行って、ただそこにいるだけで居場所になる。新しい世界が広がる。居場所があるってすごく素敵なことだと思います。

誰にでも、誰かと一緒にいる居場所があるってとても大切なことなんだなぁ、といつも私もお手伝いに行くたびに実感してしまいます。