象徴として
「骨と歌。燃えても残るものふたつも持ってるなんて幸せだよね」
存在の暴力性を可視化する右手を挙げてただ立つことで
「はなびら」と声に出すたびまとわりつく 美しさそのもの、という呪い
火葬場にたなびく系の旗を持ち超走ってる子供らの声
柴犬と珈琲 名前だけで降りる駅を決めては無駄にした日々
思い出のいくらでもある七年にアムールトラが寝そべっている
人前で覚悟を見せる仕事ですあなたがやってることと同じの
「意味はたぶん咲くものだから枯らしちゃお、その歌集も読まずに飾っとこ」
廃材と古本で図書館を建てる 役割なんて終えても生きろ
猫がただ猫で在ることが嬉しい 陽だまりって言葉が超好きだ
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