シェア
牧山凱都
2020年12月24日 01:33
その髪の狂った色が好きだった 感情に名を結うような色銀色をコインで削るその指のこんなときまで白魚なのか揚げたてのポテトが食べたいこの金でお前の愛が買えるとしても可食部の計算をした少しでもお前のことを手に入れたくて皮膚剥げばアイスクリームでいっぱいのお前にふれて後悔がしたい耳元に硝子のしずくゆらしてるお前が夏の終わりを急かす体温の国境犯し合う日々を弔うように花火で遊ぶ抽象