透析しない提案、20人死亡 13年~17年、終末期以外の患者 東京の公立病院

via 公立福生病院(東京都福生市)で人工透析治療をやめる選択肢を示された腎臓病患者の女性(当時44歳)が死亡した問題で、この女性とは別に、病院が2013年4月~17年3月、最初から透析治療をしない「非導入」の選択肢をいずれも終末期ではない患者に示し、20人が死亡していた。最初から透析治療をしない基準について日本透析医学会のガイドラインは患者の状態が極めて不良など末期的な容体に限定。このガイドラインから逸脱していた。…

I'm your ALLY!
昨年末に、たまたま人工透析を実際に受けている患者さんのお話を伺う機会があったのですが、各病院共に"一般的な"人工透析が必要な患者の受け入れには積極的であるとのお話です。なぜならば、週に3回程度、必ず病院に通ってくれ収益予想がつき易い安定顧客になってくれるからとの事です。
しかしながら、一度でも通常以上に手間がかかるイレギュラーな人工透析患者であると判断されると、病院はとてもとても冷たい対応になるそうです。

実際にその患者さんが「人工透析を受けたい」と病院に電話をすると、どの病院からも最初は最上級のお客様対応をされるが、自分がHIVを併発しているという事を伝えると、突然掌を返したように対応が冷たくなり、結果的には40件連続で受け入れを断られたそうです。その事で、他人を信用出来なくなり鬱病を発症、更には人工透析を受けらなかった事で片足切断。現在は車椅子生活をされています。

私たちが感じる「安心感を与えてくれる病院の姿」とは異なる、弱者には非常に冷徹な対応をする病院の側面もあるのだと、私に訴えかけていました。病院が持つ感性的価値の側面から考えますと、私たちは病院に対しては、「誰に対しても平等で安心感を与えてくれるところ」というイメージを抱いてしまう分、冷たい対応をされるとそのギャップが大きくなり、患者側が受けるダメージも大きくなってしまうのではないかと私は考えます。

#NewsPicks  2019年03月08日投稿

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