デザイン経営を主導する人材 経産省が育成へ

via 経済産業省はデザイン経営を主導する「高度デザイン人材」の育成プロジェクトを推進中だ。研究会を発足させ、2018年度はカリキュラムなどを討議。19年度から具体的に取り組む。ビジネスパーソンの新たな資格制度につながる可能性もある。

高度デザイン人材の育成は、経産省・特許庁が18年5月に発表した「『デザイン経営』宣言」で提言していた政策の1つ。新たな発想で事業課題を創造的に解決できる人材のことで、ビジネスやテクノロジー、デザインといった専門領域の垣根を越えたスキルの習得を目指す。…

経済産業省はデザイン経営を主導する「高度デザイン人材」の育成プロジェクトを推進中。

「高度デザイン人材」 とは・・・
新たな発想で事業課題を創造的に解決できる人材のことで、ビジネスやテクノロジー、デザインといった専門領域の垣根を越えた哲学やアートのスキルを有する人材のこと。

具体的には・・・
①「サービスデザイン」
②「デザインストラテジー」
③「ビジネスデザイン」
④「デザインマネジメント」
⑤「ビジョンデザイン」
といった5つの方向性に分類。


あくまでもMBAデザイナーである私個人の見解になりますが、マネジメントにおいては、経営の軸となるMVV(Mission、Vision、Value)の重要性が再認識されています。加えて、決まりきった答えのない問いに対しての解が求められる事が多くなった現状において、答えを生み出す為には、これまでのようなKnowing(知識)だけでは足りず、Doing(実体験を含む行動)が必要となり、更にはBeing(企業は何のために存在するのか?[自分は何のために存在するのか?を含める])という抜本的な「哲学」が必要です。

デザインは柔軟性があり、これまでに出せなかった答えを出す事には優れていますが、その反面として確固たる軸がなくなってしまう事が多々あります。それ故に、確固たる軸となる「哲学」が必要となるのだと私は考えます。

「我々は何者か」「我々はどうあるべきか」という問いに対しての軸を定めるという事が哲学であり、またライフスタイルをデザインする事と同じです。その意味では、人は誰しもが「デザイナー」であると私は考えています。デザインの持つ力を多くの方にきちんと理解して頂いた上で、それぞれのデザイナーたちに活用して頂きたいです。僭越ながら、私は特にその認識を共有したいです。(MBAデザイナー 中山兮智是)


#デザイン経営  「経産省 デザイン経営人材育成」

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