さらばモノクロ職場(1) 出入りOK、「出世魚」つかめ


 #NIKKEI

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新卒の一括採用と終身雇用を基本とし、彩りや変化には乏しいモノクロ(単色)な日本の職場が変わり始めた。スキルを増やして転職を重ねる人、意欲と能力に満ちた外国人、さらには進歩著しい人工知能(AI)――。新しい力が職場を進化させる。…

2017年の厚生労働省の調査によると、30~44歳で転職によって賃金が1割以上増えた人は29.4%となり、5年前から7.8ポイント上昇した。全年齢区分で最も大きな伸びだ。年齢が上がると転職が厳しくなるという「35歳限界説」は過去のものになりつつある

30~40代は現場の責任を負う年齢層だ。今は企業が新卒採用を絞ったために手薄な「就職氷河期世代」と重なり、過去の同じ年齢層よりも引き合いが強い。…

転職で能力と報酬を積み上げる「出世魚」のような働き手と、彼らの去る日を覚悟しながら今の力を生かそうとする企業。日本の職場で新たな労使の関係が広がってきた。

素晴らしい変化ですね。「35歳限界説」と同時に、転職時「給与10%減説」、「生え抜きに追いつくには転職は1回まで」もなくなりました。寧ろ転職組の方が視点が高く視野も広いことにより、イノベーションに不可欠な同質体に変化を齎す異質体として評価される傾向が強くなりました。これまでのように、前例を重視し、上から言われたことを言われた通りにこなすだけの人材ばかりの同質体になると企業自体がなくなる時代です。

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