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戦後74年。戦争必要論者の屁理屈国会議員に思うこと

2019年8月14日(水)のTBS「News23」(23:00~)にて「ガラスのうさぎ」著者高木敏子さん(87)による戦争体験者としての最後の講演の様子が放送されていました。

(一部要約)

戦争で、父、母、妹2人を亡くした高木さんにとって、最近信じられない国会議員の発言がありました。

「丸山っていう代議士が北方領土に行って4島を取り返すって それには戦争しかないって もう ぶん殴りたいくらい」


「戦争を起こそうとするのは人の心。起こさせないのも人の心」
「戦争を起こさせないと言う気持ちを世界に広げていってほしい。」
(高木敏子さん)

TBS News23が取り上げる番組コーナーに関して、過度に世論を煽るような編集が行われている懸念(※)があるものの、それを考慮してもとても私の心に響くものがありました。

※(参照)藤野英人さんの2019年8月14日付けfacebookでの投稿より
https://www.facebook.com/hideto.fujino/posts/10159042585538438 
藤野さんはWBSの方という考慮も必要です。


しかしながら、丸山っていう代議士は番組放送直後の2019年8月14日
23:57 にtwitterにて次のような反論をされていました。

私は、翌日twitter上でたまたま目にし、2019年8月15日 09:47から以下のように連続ツイートをさせて頂きました。

トロッコ問題と同じです。
一人の命を尊重することで何もしなければ310万人の命が犠牲になる。一人の命を尊重するのか?それとも一人の命を意図的に犠牲にすれば310万人の命が救えることになる方を選ぶか?
あくまでも私一個人の見解ですが、申し訳ございませんが私は一人の命を意図的に犠牲にすることを容認致します。

彼は、適応障害の症状が顕著に見受けられます。私が処方箋を出すならば、今度は長めの休養を取られた上で、福井の永平寺に2、3年入院された方がいいと思います。

国民の代表者である国会議員が「戦争は必要」と発言するのか?
アニメオタクの兄ちゃんが「戦争は必要」と発言するのか?
では、その立場により発言の齎らす重みは天と地ほど異なります。
「戦争は必要」という持論を継続して展開したいならばアニメオタクの兄ちゃんの立場の方が適任だと私は考えます。

安倍政権は、国民栄誉賞の授与で国民からの支持率向上を狙うよりも、「戦争は必要」という発言をした上で反省の色が全くない議員を強制的に罷免した方が、内閣支持率は明らかに向上すると私は考えます。

彼には国会議員の職責は重すぎます。重い職責が彼自身の人生を潰してしまいます。彼はアニメオタクの兄ちゃんの立場の方が、彼らしさが発揮され自由な発言や行動も可能になります。杉村太蔵さんを見ていれば、それは明白だと分かります!安倍政権並びに国会議員の皆様!彼を救ってあげて下さい!!

(MBAデザイナーnakayanさんのtwitterでの連続ツイートより
https://twitter.com/happybongo/status/1161801457101729792 )

松下幸之助翁は以下のような言葉を残しています。

「失敗を素直に認める」
たとえ、どんな偉大な仕事に成功したという人でも、何の失敗もしたことがないといった人はいないと思います。事に当たって、いろいろ失敗して、その都度そこに何かを発見し、そういうことを幾度となく体験しつつ、だんだん成長していき、ついには立派な信念を自分の心に植えつけ、偉大な業績を成し遂げるに至ったのではないでしょうか。大切なことは、何らかの失敗があって困難な事態に陥ったときに、それを素直に自分の失敗と認めていくということです。失敗の原因を素直に認識し、「これは非常にいい体験だった。尊い教訓になった」というところまで心を開く人は、後日進歩し成長する人だと思います。(松下幸之助一日一話より)
「誰でもそうやけど、反省する人は、きっと成功するな。本当に正しく反省する。そうすると次に何をすべきか、何をしたらいかんかということがきちんとわかるからな。それで成長していくわけや、人間として。」(松下幸之助)


松下幸之助翁も仰っていたようにご自身の失敗を素直に認めることなく、反省の色すら全くないという事は、もう今後の正しい方向への成長は見込めません!!失敗を何度もやっているようではダメです!
今後成長したとしても、誤った方向へ成長するだけです。

「過ちて改めざる是を過ちという 」(論語)

私の祖父母がまだ生きていたら、「戦争は必要発言の彼には国会議員の職責は重過ぎるから、辞める事が出来るようにお手伝いしてあげなさい」と言われると思います。

戦中、戦後と困難な世の中を生き抜いてこられた人たちが、安心してあの世へ逝けるようにしてあげることや、既にあの世へ逝ってしまった人たちが安心出来るようにしてあげるのも、現代を生きる私たちの役割の一つです。


<改憲促進派の国会議員は「戦争必要発言」の国会議員を排除すべき>
改憲、護憲の議論と、戦争有無の議論は異なるものですが、改憲促進派と戦争有り派が融合すると、化学的な爆発を起こすようにとても危険だということは確かな事実です。
両者を同時に扱う時は、国民の監視や管理体制が整った専用の場所にするか、国民が両者を接触させないようにしなければなりません。

逆説的にいうと、改憲促進派の国会議員の皆さんは、「戦争必要発言」の国会議員を排除しなければ、国民からの同意は得られずに改憲は進まないとお考えになった方が賢明です。


<N国党は「戦争必要発言」の国会議員を排除すべき>
N国党は、党内に「戦争必要論者」が居る限り、改憲票とNHKのスクランブル放送をトレードオフにする交渉道具には出来ないという事を意味しています。さっさと見切りを付けて、切り捨てた方が賢明です。

N国党にとって、「NHKをぶっ壊す!」という改革の意味合いを含むキャッチフレーズと、「戦争は必要」発言がミックスしてしまうと、国民のN国党に対するExtrinsic Valueの中に、非常に野蛮で攻撃的な側面のみが際立ってしまいValueを下げてしまうだけではなく、単なる道具の毒に侵されてしまいます。

N国党の皆さんは、国民から「非常に野蛮で攻撃的な連中」というレッテルが急に厳しくなり、以前よりも国民からの視線が厳しくなっていると感じているはずです。それは、単なる道具としての毒が、党のExtrinsic Valueを急激に下げている証拠です。

N国党の持つExtrinsic Valueに対する具体例としては、以前は「面白さ」「ユニークさや笑い」「バカなようで考えている」などが含まれていましたが、「戦争必要論者」が加わったことで、残念ながら「何も考えていない本物のバカ」「危険な人たち」「頭のおかしい連中」に変わってしまいました。

(MBAデザイナーnakayanさんのtwitterでの連続ツイートより
https://twitter.com/happybongo/status/1161883167260700673 )


更に翌日の、2019年8月16日 06:01 には次のようにツイートをさせて頂きました。

最近、東大卒や慶應卒のアホが目に付きます。誰かの作った答えが存在する知識詰め込み型の受験勉強がいくら出来たとしても、自ら「気付き、考え、実行する」継続した勉強習慣が身に付いていないと、卒業後15年くらい経った辺りで理屈ばかりの小賢しいバカになり、答えのない問題に向き合えないようです。

東大卒や慶應卒ならば、最低でもこれくらいは出来るだろうという私の期待値が高すぎるのが原因かもしれませんね。
失礼致しました。

東大卒や慶應卒の人たちの問題ではなく、卒業を認めている大学側の問題ですね。


(MBAデザイナーnakayanさんのtwitterでの連続ツイートより
https://twitter.com/happybongo/status/1162255799592222721 )




※こちらは2019年8月15日(木)~2019年8月16日(金)のnakayanさんのtwitterでの連続ツイートを読みやすいように補足・修正を加え再編集したものです。


中山兮智是(なかやま・ともゆき) / nakayanさん
JDMRI 日本経営デザイン研究所CEO兼MBAデザイナー1978年東京都生まれ。建築設計事務所にてデザインの基礎を学んだ後、05年からフリーランスデザイナーとして活動。大学には行かず16年大学院にてMBA取得。これまでに100社以上での実務経験を持つ。
お問合せ先 : nakayama@jdmri.jp


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