映画と本

こないだ、『戦場のメリークリスマス』を観に行った。劇場公開される最後の機会だというので、わざわざ静岡から吉祥寺まで朝早くの電車に乗って観に行ったのだ。そして、そのあと早稲田大学に行って「映画と旅」(小説の中の映画だったり、小説が映画になったりすることの展示)と、「翻訳の世界」(小説が外国語に訳されることについて)という展示を観た。

いま雑誌『本と映画の話』というのをパラパラ読んでいる。わたしは思うに、本(小説)を読むことが好きな人は、映画も見るのが好きな人が多いような気がする。表現方法は違うけれどそれらには何か共通するものがあるからだと思うが、それが何だか私にははっきりわからない。分かったところで…という気もするが、上記の映画や展示を観に行って、なんとなく思ったことを書きたい。

戦場のメリークリスマス

意識させられたことが、「集団と個人」ということだった。また、東洋と西洋の宗教などについても考えさせられるところがあった。
集団的な日本人と、個人主義的な西洋人というような対比が見られたように私は思う。なぜ見られたかというと、軍隊の動き「気を付け!礼!」などという掛け声や部下から上司への報告の仕方・しゃべり方が、いかにも日本的だと思ったから。そしてスクリーンの中でそれらは目立った。物語ではイギリスの軍隊もいたが、日本のような号令はなかったと思う。

あと、子どものころの苦い思い出、トラウマというのだろうか?の、回想シーンが出てきてとても切なかった。子どものころに果たせなかったことを、大人になって果たそうとしていた。しかしそれが悲劇的な結果をもたらしていた。

決してハッピーな物語ではなかったけれど、音楽がやはり素晴らしかった。スクリーンで聴けて良かった!はるばる足を運んだかいがあった・・・。

そのあとは早稲田大学に行き、上記の展示を観(これもファンとしては終始とてもわくわくしていた!!)
表参道で友人に会い、3年ぶりのカラオケに行った。

今年度、わたしは原田知世さんの曲にはまっている。カラオケでも歌ってしまった。何が良いのかわたしなりに思うところは、日本語の一文字一文字に表情があるところだと思う。たった一文字によって、その歌のなかの物語の展開が変わっていくように感じる。

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