【第46回】『正直者がバカをみる』

『何か最近、疲れますわ』
『お客さんに喜んでもらおうと思って、契約してもらった後もマメに訪問して「何かお役に立てる事無いですか?」って言うたら、メンドくさい事ばっかりさせられるし』
『契約してもらった後は全く行かへんAさんが毎日、定時で帰ってるのと比べたら「正直者がバカをみる」ってこの事やなとか思ったりするんです』

それ、そもそも『正直者』とちゃうで。『奴隷くん』やで。
だって『ひたすら自分をすり減らして、ガマンしてご主人様のために頑張った』っちゅう事やろ。

そもそも、ココ日本では、社会人はみんな人として対等やで。
会社の中の関係で言うても、同じ船に乗ってるんやけど、役割が違うだけやんか。
ワシと自分は『人として対等』やねん。

お客様ともそうやで。
商品・サービスを提供して、その対価としてお金を受け取る。
『お互い、対等』やねん。
だから『WinWin』って言うやん。聞いたことないか?
日本では昔から『三方よし』っていう商売人の教えがあんねん。
『売り手よし、買い手よし、世間よし』ってな。

そうやって『互いにハッピーになる関係が対等』やねん。

『どないしたら、対等な関係になれるんですか?』

そやな。
まずは、お願いしてみたら、どないや?
例えばな『○○できる業者さん、知ってるトコ無いですか?』とか
『今度、A社さん訪問してくるんですけど、知ってる方とか居てはりません?もし居てはったら、紹介してほしいんです』とか。

いつもお願いを聞いてるんやから、1つや2つ言うたからってバチ当たらへん。で、段々慣れてきたら、自分の意見をハッキリ言う。時には反論も。
そしたら、相手は『機嫌をとるために、うわべだけ合わせてるんと違う』
『コイツはオレと真剣に本気で関わっていこうとしとるんや』ってなるかもな。

『そんなん、出来ませんわ』

せやったら、もうすぐ始まる『花咲舞が黙ってない』見て研究し。
主人公の今田美桜ちゃんが『お言葉を返すようですが・・・』ってエラソーな人に思いっきり言うてお手本見せてくれるわ。

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