気が付くと寝ている子には
こんにちは。カウンセラー・コーチの齋藤 典子です。
毎日暑い日が続いています。
子どもが疲れを感じ、
「宿題が残っているのに、夜は早く眠くなる。」
「勉強をしているかと思えば、寝てしまっている。」
「だらだらとして、勉強に取り掛かるのが遅い。」
「お風呂で、転寝をしている。」
そんなご様子は、ないでしょうか?
この疲れた様子は、夏の暑さや、勉強の忙しさ、夜遅くまで頑張っているということもあると思います。
しかし、中学受験前からでしたら、少しだけ繊細さが特徴としてあり、
さらに疲れやすくなっているのかもしれません。
最近ではよく目にするようになった繊細さんと言われるHSPさんは(子供は、HSCと言います。)特徴として、
「他の人が通常考えない深さまで考え、直観力に優れている。」
「複雑なことや細やかなことに目を向け、表面的な事よりも本質的なことを考える。」
そんな傾向があると言われています。
また、光や大きな音、暑さや寒さにも敏感で、楽しかったイベントも目がさえて眠れないということもあるようです。
ですので、受験生の夏は特に疲れやすい症状が出てきても不思議ではないかなと思っています。
HSPさんは脳が使われている時、内側前頭前野、後帯状皮質、海馬などの複数の離れた脳領域が、同期・協調していると言われています。
繊細な子は、他の子よりも多くの情報の影響を受けやすいので、さらに脳が使われているのでしょう。
対策としては、
「1人の時間や静かな時間」
が、大切になると言われています。
要は、「ぼー」としている時間が大事になります。
この「ぼー」としている時間は、瞑想状態に近いのではないかと思っています。
瞑想は、「今ここ」にいる状態になり、脳の休息に繋がると考えられています。
勉強の最中に、お子様が、
「ぼー」としていらしたら、無意識に少し休息をなさっているのかも。
怒らないで見守ってあげると、その後の集中力が変わってくるかもしれません。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
齋藤 典子