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【英文法警察】"I'm lovin' it"は本当にアリなのか徹底捜査!

みなさーん!
文法警察24時、本日もやって参りました~。
前回は"Think Different"(Apple)を取り締まった我々ですが、今回は世界的ファーストフードの巨人、マクドナルドへ突撃捜査です!
いざ、現場へGO!

前回の記事


現場:McDonald's

発見された怪しい英語:"I'm lovin' it"

「あれれ? ちょっと待って!"I'm loving it"って言っちゃダメなんじゃない?」
状態動詞と言われる"love"は、本来「大好きだ」という感情を表すもので、ふだんは進行形で使うことは少ないはず。学校でも「進行形にしたらダメな動詞」として書かれているんじゃないでしょうかね?でも、この超有名なフレーズは世界中のマクドナルドCMで流れまくっていますよね。

「なんで 'I love it' じゃなくて 'I'm lovin' it' なの?」
と、もし私が日本の文法書だったらツッコミたくなりそうです。
しかし、現実の英語圏では、"I'm lovin' it" というカジュアルな進行形表現は、"love"をあえて動きやプロセスとして描くことで、「今まさに楽しんでいる、盛り上がっている感」を強調しているわけです。

実際の英語ネイティブ感覚

英語話者からすると、"I'm lovin' it"は「ちょうど今、その瞬間を存分に味わっている」というニュアンスが強烈なんです。ただ「好きだよ」じゃなくて、「めっちゃ気に入って、今すげえ楽しんでるんだ!」という勢いとライブ感が伝わります。
また、このスローガンはgを落として"lovin'"と表記することで、より口語的でリラックスした印象を与えています。「こうでなければならない」という厳密な文法ルールよりも、その瞬間の雰囲気や流れ、楽しさを打ち出すことが優先されているわけです。

他の例

前回の"Think Different"でも見たように、"Drive safe"や"Dream big"のような副詞→形容詞化の荒技がありましたよね?

今回の"I'm lovin' it"は動詞の使い方で攻めています。
状態動詞を進行形にしてしまうという、伝統派文法教師が頭を抱えそうな手法。でも、このルール破りがこそがブランドの定着、フレーズのキャッチーさ、そして世界中の人々に「この瞬間を、たまらなく愛している!」と感じさせる秘密でもあるのです。

まとめ

今回も文法警察としては、「そういうのはルール違反でしょ?」と笛を吹きたくなるところですが、実際にはこの表現が全世界で共通認識となり、マクドナルドのメッセージとしてしっかり根付いてしまっています。
つまり、実践的な言語使用では「正しいか正しくないか」以上に「伝わるか、感じられるか」が重要なんです。

さあ、これからも「文法的には変だけど、全然アリじゃん!」というフレーズを街で見かけたら、その背景にある言語の柔軟性と、広告戦略の妙を感じてみてくださいね!

以上、本日のパトロール終了!
また次の出動でお会いしましょう~。

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