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失敗しない家具選びのヒント<2> ~長く使える家具を買いたい時に~

家を購入した時や新婚さんは、どの家具にお金をかけるべきか悩むと思います。全ての家具を高品質なものにしようとすると予算オーバーになると思うので、個人的にはメリハリをつけて買う事をおススメします。ファッションでも同じですが、こだわりのブランドや非常にいい素材のものとチープな物をうまく合わせると、チープなアイテムまで高見えします。それは家具選びでも同じです。

どの家具にお金をかけるかは、この2つのポイントで考えて下さい。①アルゴノミック家具か、セミアルゴノミック家具 ②部屋のポイントとなる家具(目立つ場所にあったり、長時間過ごす時に使う&目に入る)

例えば食事の時間を大切にしたい人ならダイニングチェアがおすすめ。ダイニングテーブルもいいものを買うと効果は高いのですが。引っ越しの可能性が高い人や、お子さんが小さいor生まれる予定がある方には高いものを買うのはおススメしません。部屋の大きさ&レイアウトによって適したサイズが異なりますし、子供が小さいうちはどうしても痛みやすく、使用時に神経質になると疲れるからです。チェアなら部屋のレイアウトに左右されず、子供が小さくても痛みにくいです。

ソファやワークチェアにこだわりたい人に気を付けてほしいのは、サイズです。広いショールームで見た時には分からなかったけど、部屋に入ると大きすぎるという失敗があるので。ソファで特に見落としがちなのが、奥行きです。デザインによって奥行きには相当な差があるので注意してください。ワークチェアも同じく、背もたれの高さと脚の大きさを見落としやすいです。小さめの部屋だと高い背もたれは圧迫感が出やすいのと、脚が大きいと動線んを狭めたりデスクの脚と干渉することがあります。

私の独断と偏見で、一生ものの家具を買うのにおススメなメーカーを選びました。直線的なデザインのモダンな家具がメインのメーカーが入っていないのには、理由があります。直角がしっかり出ている家具は、小さい子供や高齢者には危険だからです。ライフステージや住む場所が変わっても使い続けられる家具は、人によりそうやわらかなデザインだと思っています。

①カンディハウス https://www.condehouse.co.jp/

②カリモク https://www.karimoku.co.jp/

③HUKLA  http://www.hukla.co.jp/

④マル二  https://www.maruni.com/jp/

⑤飛騨木工  https://kitutuki.co.jp/

家具を選ぶ時、どうしても最初はデザインに目がいってしまうと思いますが。使い心地はもちろん、素材もしっかり検討してください。長く使うには「傷や経年劣化が味になる素材」が大切です。ペラペラの突板(化粧板)のテーブル等は、素敵なデザインでもちょっとの傷で芯材が見えてみすぼらしくなったりします。これも服や革製品と同じで、使い込む事で味が出る素材の方が長く使いやすいです。アメリカのクラシックな高級家具メーカーでは、「エイジング加工」と言ってわざと小傷やシミをつけた新品の家具があります。イギリスやフランスと比べてアンティーク家具が少ないので、「長年受け継がれた家具」という雰囲気を出すための加工です。

新築や引っ越しの時、入居前に全ての家具を買い揃えたい!という人もいてますが。個人的には、急がずゆっくり揃えていくのをおススメします。その部屋で暮らしてみて初めて気づくニーズがあるからです。ステイホームで自宅で過ごす時間が増えた方も多いと思いますが。吟味して選んだ愛着ある家具は、「毎日のささやかな幸せ」をサポートしてくれる心強い味方です。この投稿が、みなさんとそんな家具との素敵な出会いのきっかけになれば嬉しいです。

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