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今日の日経新聞(2022/11/26)

恒久NISA、現役に照準 首相「非課税期間、無期限に」 資産所得7.9%、米欧に見劣り 貯蓄から投資てこ入れ

・政府は25日、資産所得倍増プランの案を公表
・非課税期間を無期限にして今後5年間でNISA口座数と投資額を倍増する
・家計に眠る預貯金1000兆円の一部を誘導する狙い

 岸田文雄首相は新しい資本主義実現会議の分科会で「一般NISAとつみたてNISAの双方の恒久化を実施する。金融商品から得た利益が非課税となる期間を無期限化する」と表明
 一般NISAは23年、つみたてNISAは42年までの時限措置で、一般は24年に新制度への移行が決まっていたが、制度が複雑だという批判が多かった
 NISAを経由する投資マネーが米国を中心とした海外株に集中している課題も

【所感】
 一般NISAは株や投資信託を買う、つみたてNISAは投資信託を毎月積み立てるというのが現行の制度である。しかし、つみたてNISAの対象商品を一般NISAで購入することができない訳でもなく、一般NISAでも投資信託を積み立てすることができる。最も大きな違いだった非課税期間の長短がどちらも恒久化されるとなると、つみたてNISAの魅力が全くないようにも思える。

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