見出し画像

覚悟と解像度

2022年、書く人として必要なのは ”覚悟”  かもしれないと、年末から考えていた。

”覚悟” ってなんだろうと考えながら、「覚悟 決める」と検索してみる。

「足りないのは、覚悟ではなく、解像度だ。」

「覚悟が必要と思った時、大切なのは解像度をあげること。自分が登ろうとしている対象に対して、もっと詳しく調べたり、多面的に見たり、誰かに相談したりして、解像度を高めようと思うと動きだす。」

なんと。
必要なのは、”解像度” だったのか?

ライターとして、記事を書いていく覚悟。
名前を出して、記事を書いていく覚悟。
「私に書かせてください」と、手をあげていく覚悟。

それらが必要だと考えていた。
たしかに必要。大事。
2021年は、責任を持って取り組んだ。

責任ではなく、なぜ ”覚悟” が必要だと思ったのだろう。

改めて ”覚悟” の意味を調べてみる。

”覚悟” とは、困難なこと不利なことを予想して、それらを受けとめる心構えをすることを意味する。

2021年には、「困難なこと」はなにも予想していなかった。

では、私にとって困難なことってなんだろう?
それは、心構えがあれば乗り越えられるものだろうか?
心構えさえあればやっていけるほど、書く人は簡単ではないとわかっているのに?

覚悟を決めるのはよい。
ただ、覚悟を決めるなら、何をするかまで考えなければ意味がない。
ということなのかなと、今の私は考えている。


なぜ ”覚悟” が必要だと思ったのか。

「足りない」と感じたから。
ライターとして、いい書き手として。
私には足りないものがたくさんあるから。
だから、”覚悟” が必要だ! と思ったのだ。

と、書き出してみると、必要なのは ”覚悟” ではなく、”解像度” だと思えてくる。

 ”覚悟” は、足りないものを補うための呪文ではなかった。

というわけで、年明けに読んだ本を参考に、足りない自分を脱するために「すること」をまず一つ決めた。


本を読む。

「書くために」、本を読む。
何をしても、すべて書くことにいきてくるけれど、今年は「本を読む」ことの解像度をあげてみようと思う。

本を読むのは楽しい。
楽しいで終わらせないことは、私には ”覚悟” が必要だ。

覚悟を決めて、本を読む一年にする。

ありがとうございます。ロックンロールと生クリームとマンガと物語に使いながら、自分の中のことばを探っていきまます。