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介護予防の勘所~それぞれが自由でいるために~

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介護予防というとちょっと違う世界のことかと思われますが、健康であるということは実は有限です。若いうちから自分の身体を或いは自分を親の健康を、いろんな視点から見てみる情報源としてお… もっと読む
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#介護

介護予防は誰のもの【体力(持久力)維持の勘所~人に任せるデメリット~】

 今回のテーマは【体力(持久力)維持の勘所~人に任せるデメリット~】です。   前回は、不使用による筋肉の変化についてお伝えしました。不使用の早期から下肢の筋力を中心に急激に筋力が低下すること、それは特に持久力で著明なこと、さらに回復には不使用の期間の3倍の時間が必要なだけでなく、一度白筋化した筋肉は赤筋には戻らないことがポイントでした。それゆえ、術後の翌日からでも動くことが必要(=早期リハビリテーション)で、在宅生活でも”人に頼る部分は最小限にして”自分の力で自分のペース

介護予防は誰のもの?【筋肉の勘所その2;不使用で起きる変化~】

 今回のテーマは【筋肉の勘所~その2;不使用で起きる変化~】です。  前回は筋肉には色があるという内容でした。赤筋(=赤味の強い筋肉)と白筋(=赤みの薄い白い筋肉)の2種類があり、赤筋は持久力の筋肉で、白筋は瞬発力の筋肉でした。  さらに、下肢の筋肉は長距離を移動することが目的なので赤筋が多く、上肢は細かい運動を行うことが目的なので白筋が多いのです。  さて、本日はそんな筋肉について使わない(=不使用)ことにより起こる変化について考えてみたいと思います。  こういった研

介護予防は誰のもの?【ストレッチの勘所~その1;身体に油を差そう~】

 今回のテーマは【ストレッチの勘所~その1;身体に油を差そう~】です。  前回、介護予防について平均寿命と健康寿命の観点から発信しました。平均寿命と健康寿命の差は10歳以上あって、平均寿命から考えると親世代はいつ介護が必要になっても不思議でない(@_@;)、それを予防するのが介護予防!  団塊世代以上の親世代にとっても団塊ジュニア以上の子供世代にとっても喫緊の課題です、そんな内容でした。  で、介護予防って何するの??  テレビでよく見るのはスクワット!、ウォーキング!