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24.1.10世銀見通し 25年日本堅調も欧米の経済失速に警戒

世銀見通し 日本は堅調も欧米は下方修正

 10/9世界銀行が世界経済の見通しを表題図のとおり公表しました。
 25年欧米の見通し悪化が目立ちます。なお米国は24年に天井、25年に成長鈍化する見通しです。要因はインフレ抑制に伴う利上げです。後追いで個人消費を抑え景気減速として影響が表面化しています。1月決算シーズンの業績進捗は景況感の裏付けとなり要注目です。
 意外な点として中国は欧米ほど悪化せずの下方修正です。不動産リスクの長期化が懸念されますが、香港ハンセン指数(=海外勢の中国株の売買を反映)の底入れが確認されれば本格的な底入れ→V字回復が期待されます。
 日本経済は24&25年と堅調な見込みです。

1/9世界銀行の経済見通し
https://openknowledge.worldbank.org/server/api/core/bitstreams/7a21a380-5c54-4a8d-9c54-22180abb1adb/content

日銀 マイナス金利解除を1→4月へ先送りの予想

 2024年は日米の金利政策が注目されています。米国は3月利下げ、日本は能登半島震災を受けて1→4月マイナス金利解除へずれ込む見込みです。日銀の決断は春闘&補選の状況に依りますが、賃上げはほぼ既定路線であり、加えて企業は拠点分散により円高耐性の収益構造を構築しました。脱インフレに向けて4月のマイナス金利の解除は確度が高いです。

日欧米の中銀会合スケジュール

24年の日本株は有望、躍進の兆し

 脱デフレに向けたインフレ(値上げ↔️賃上げ)はお金の価値が下がるため未来に向けた投資を加速させます。
 その結果、企業は先行投資により持続的な成長を促し、個人は新NISAを介して積立投資に積極的です。さらに海外投資家の買いも加わり、日本株の上昇気流の土台が整いつつあります。本日1/10、節目の34,000を一気に突破しました。

日経平均株価
急発進 海外勢&個人が買い支え

 2月決算シーズンを有望株の買い場として注目していきます。3月下旬の配当落ち後の高配当株も狙っていきます。

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