22.7.5 逆業績相場の兆しに注意
インフレ対策を優先した金利上昇の環境下で企業業績の悪化が懸念されています。
7/5日経新聞によると日本では直近5&6月の実質賃金が2ヶ月連続減です。物価高に賃金上昇が追いつかず、買い控えが進み、不景気につながるおそれがあります。
株価では半導体株の続落に伴い、弱気相場に突入しており、先行して景気悪化を織り込みつつあります。
REITも金利上昇を受けて下落トレンドです。
💹相場サイクル
業績相場→逆金融相場→逆業績相場→金融相場
金利↑&株安&不景気(業績↓)の組み合わせは逆業績相場の特徴であり、現時点の株価の下落トレンドにもマッチします。
加えてOECDは22&23年の経済成長を下方修正し、鈍化を予想するとともに早ければ23年の米国利下げも示唆しています。
当面はインフレ抑制進捗と景気動向を経済指標で定点チェックし、インフレ⇄利上げ⇆景気の連動性をウォッチしていきます。
本格的な売買のタイミングは次回8月の決算シーズン&9月四季報秋号で企業の業績推移を確認しつつ、業績(EPS)と株価の織り込み具合を見定めて買い場を探っていけたらと思います。
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