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24.3.6 不穏な株式相場 中全人代は様子見、米共和党候補選はトランプ圧勝

中国の景気刺激策は現状維持

 本日(3/6)の香港ハンセン指数は昨日(3/5)の全人代の景気刺激策を受けて上昇しましたが、影響は小さい見込みです。
 前年と同じ成長率5%を目標に不動産市況のテコ入れ、若者の失業率の改善などを掲げており、例年の大規模な景気対策よりインパクトが弱いです。

香港ハンセン指数 日足

米国 共和党代表候補選 トランプ圧勝

 3/5米国内の共和党代表候補選挙の集中日、いわゆるスーパーチューズデーでしたが、トランプの圧勝に終わりました。いよいよトランプvsバイデンの対決になりそうです。
 トランプ旋風が強まり、これまでの外交政策の変更、特に米中対立の激化、宇露戦争からの撤退、中東紛争への介入などが警戒されます。強い米国を目指したドル安、自国優先の経済政策は諸外国に政策転換を迫らせます。日本企業は脱中国と親米との狭間で岐路に立たされます。

3/5米国市場
3/8雇用統計を警戒、利益確定の下落

今週の日本株の動向 配当狙い

 ハイテク株⇨高配当株へシフトする動きが散見されます。割高感のある大型株(半導体&AI)を利益確定し、3/27の(配当)権利確定日を見据えて前倒しの先回り買いが発生しています。
 今週は3/8メジャーSQを見据えた株価の乱高下が警戒されます。一時的な下落であれば買い時、トレンド転換であれば様子見と状況を見定めて売買を検討していきます。

配当株(JT)

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