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24.9.21日本株 9月下旬〜上昇期待 新総裁期待vs米中不況リスク

9月下落アノマリー通過後の株高期待

9月アノマリーとして2つ、配当金の課税対策の売却とファンドのリバランス売却があります。特に今年は7/31植田日銀総裁の発言を受けた急激な円高進行が日本株の資産価値を上げた結果、売却(=利益確定)されました。加えて来週9/27は次の総理、自民党新総裁が決定します。付随して翌月10月の衆議院解散総選挙も浮上しています。選挙の年は株高アノマリーもあり、9月下旬を節目とした株価の上昇トレンドが期待されます。

10月以降の日米欧の中銀会合スケジュール

 10月は日欧の中銀会合があります。米国はお休みです。自国の景況感を踏まえた金利修正の思惑が交錯していきます。

・日銀:12月利上げ予想、9/27新総裁を様子見
・ECB:利下げ先送り予想、宇露戦争を注視

10月以降の日米欧の中銀スケジュール
引用元: https://nikkei225jp.com/bond/

 円高進行に一服感があり、日経平均株価は穏やかな上昇曲線を想定しています。為替チャートの日足が上抜けすれば145円/ドル台も視野に入ります。

為替トレンドの転換
節目の抵抗線を突き抜けるか注視

10月 IPO大型株 東京メトロ&キオクシア

東京メトロ10/23上場予定
 ドル箱路線の銀座線&日比谷線を筆頭に都内の地下鉄を独占しています。鉄道部門は寡占状態につき、伸び代が無く、今後は非鉄道部門の収益化が企業成長の喫緊の課題です。沿線を巻き込んだ活気ある街づくり、インバウンド開拓、そしてエコフレンドリーで持続可能なスマートシティが求められます。
 なお優待の乗車券がお得につき、ロックアップ解除後(=大株主売却?)の買い時を狙います。

🎫優待200株:6枚(片道無料券),1万株:生涯無料

引用元: 東京メトロ
株主優待制度の導入に関するお知らせ
https://www.tokyometro.jp/info/files/202409204.pdf

キオクシア 10月下旬上場予定
 2017年に東芝の主力事業、半導体メモリ事業を分社化して設立された会社、2020年コロナ禍の上場中止後の再上場になります。主力製品はNAND型フラッシュメモリー、用途はスマートフォンの写真・動画の保存、身近な電子機器やデータセンター、家庭用ゲーム機向けSSDです。AI実装に伴う電気機器のデータ大容量化を追い風にニーズ大ですが、期待先行の割高感のある半導体関連株は下落、直近では上値の重い軟調な時期を迎えています。

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