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転職面接|ミドル世代が押さえるべきポイント

最近、30代後半~40代の方の転職相談を受けることが増えてきました。(個人的な実感です)

”転職年齢限界説”なんて言葉もありますが、私は年齢で限界があるなんて思いません。

「今の会社でやれることはやった。新しいことにチャレンジしたい」そんな話を聞くと、私もワクワクします。

2021年労働力調査によると、日本の労働力人口に占める35歳以上の割合は約75%。企業が若い人を採用したいと考えても、そもそも若い人が減っているのが現状です。

そのため、いち早く人材確保に取り組んでいる企業は、年齢・性別・障がい・国籍・経験の有無などにとらわれず、多様な人材を採用する方向にシフトしています。こういった社会の状況を味方にして、年齢に関係なく自分らしいキャリアを実現する人が増えるといいなと思っています。

前置きが長くなりましたが、今日は、30代後半~40代の方の転職相談で、意外と見落としているなぁと感じる「面接で押さえるべきポイント」について書きたいと思います。

これまでの仕事経験をどうアピールするか。これは皆さんよく考えていらっしゃいます。もちろん大事なことです。

が、企業の人事担当者が、30代後半以降の人(ミドル世代)を採用するとき特に気にする点は何だと思いますか?

それは、年下の先輩社員、年下の上司とうまくやれるかです。

迎える側の気持ちを想像してみると、自分より年上で経験豊富な人に、先輩として仕事を教えないといけない、上司としてマネジメントや評価もしなければいけないとなると、やはり気を遣います。

「この会社では新人なんだ」と謙虚な気持ちで仕事に向き合う。教えを乞う姿勢が必要です。

そんなこと当たり前だと思われるかもしれませんが、それを言葉にしないと企業には伝わりません。

面接では、年下の社員との接し方、どういう姿勢で仕事に取り組もうと思っているかをしっかり話すこと。これがポイントです。

企業の担当者が「今いる社員はあなたより年下が多いのですが、大丈夫でしょうか?」と聞いてくれたら話しやすいですが、聞いてくれないこともあります。

そのときは、逆質問を利用して自分から話してみてください。

例えば、「質問ではありませんが、一つよろしいでしょうか?」と断って、

「私より年下の社員の方もいらっしゃると思いますが、私はこんなふうに仕事をしていきたいと考えています。年齢のことを不安に思われるかもしれないと、お伝えしておきたいと思いました」

こう話せば、企業側も「うちの会社に馴染もうと考えてくれてるな」と嬉しいはずです。

面接準備は、もし自分が企業の担当者だったら、どんなことが気になるだろうと企業目線で考えてみてください!


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