見出し画像

「結婚というもの」について″今″の自分が思うこと

28歳、社会人7年目。独身男性の僕。

この歳になると、周りの友達が結婚していく。僕の学生時代の男友達も、8割くらいは結婚して、子供がいる家庭もちらほら。

いや、早ない!!!???

ちょっと前までくだらん下ネタで盛り上がってた連中が、急に会わないうちに奥さんがどうのとか、子育てがどうのとか、向こうの両親がどうのとか。一人暮らし独身男性には立ち入れない領域のご歓談をされていらっしゃる。

僕何の予定も無いんですけど。

僕その話題入れないんですけど。

子供の夜泣きが大変で、寝不足やわーとか経験ないから知らないんですけど。

(絶対に絶対に絶対に思ってないし、口が裂けても言わへんけど、友達に会うたびいっつも”置いてかんといて欲しい!”って心の中で叫んでる)

いろんなことを考えると今の年齢20後半くらいが結婚適齢期なのかもしれない!

....なーんて思ってもないこと考えてる。皆んなが知らない間に知らないところで、僕の経験してないことを経験してるんだって。横一線やと思ってたけど、だいぶ先の方に走ってるって肌で感じてるから相当焦ってる。何より経験値の少ない自分が社会不適合者のように感じてならない。
思いやりも、恋愛も、セックスも、何もかも足りていない。

崩壊寸前の自尊心と、徐々に迫り来る見えない圧力に押しつぶされそうな不安と戦いながら、今日もnoteで婚活とか恋活とかそういった記事を読み漁っている。


結婚を選択するにあたっては色々な悩みや問題があると思うけど、「31歳で結婚する」が僕の今の目標であり選択である。条件的に「できるorできない」とか、メンタル的に「したいorしたくない」とか「必要or不必要」とか、そんなものは丸々置いといて、とにかく「する」を行動指針として選んでいる。


これにはいくつかの理由がある。

●このまま一人で生きていくこともできるんだろうけど、とにかく一人でいると閉塞感が漂っていて、生きている意味を感じないから。次のステージで成長を感じたい。

●50歳、60歳、70歳とこれから20年、30年、それ以上生きると仮定した際、一人で生き続けるにはあまりに時間が長いから。

●僕にとっての「結婚」とは、「お互いに健康的に生き抜くために協力し合うもの」であると思っているから。他人に自分の考えや人生を預けるといったものではない。あくまで自分のために/自分を主語にする行動である。
(完全に朝井リョウさんの受け売りだね。でもこの考えが軸にあると楽になれる。)



今日こんなことを言われた。

「結婚する前に、2〜3人くらいと同時に付き合って見極めた方がいいよ!」

結婚するまでは犯罪じゃないからいいらしい。おそらくこの発言の根幹には、「結婚こそがこの世の最大の幸せ」とか「結婚は一生を添い遂げるパートナーとするもの」とかって考えに妄信されてたからじゃないかなと思う。勿論、結婚相談所の仮交際のようなものではなく、同時に複数人とある意味真剣に交際する。平たく言えば「浮気を前提として、同時期に比較対照を作ってよりよい条件に対象を絞っていく」ことの推奨である。

これを聞いた時、限りなく効率がいいなと思った。1年とか2年とかかけて、1人の人間と付き合い結果合わなかったとしたら、″結婚″をゴールとして捉えた時、果てしない時間と労力が失われたことになる。ただし、この「浮気推奨モデル」に則って行動していけば、付き合う人数分だけ効率が上がっていくではないか!(時間的制約や、あらゆる不審の念に注意払わなければならないが)
と言うのが彼、彼女の主張であった。

「自分自身の理想のパートナー選びのために」
「これからの長い人生を寄り添うパートナー探しのために」

より美人で。
より若くて。
よりセックスが上手くて。
より気立が良くて。
より家庭的で。
より謙虚で。
より賢くて。
より愛嬌のある。

そんな″より″を求め続ける作業を行えと。
彼、彼女はおっしゃる。


...って、そんなことできてたら苦労せえへんし!!!
そもそも「結婚」することで何か大きなものを得られるなんて、期待してないし!!!



この主張に対する、僕のアンサーについて、考えの根幹には「人間は”間違う”生き物である」ということ。

僕の両親は、僕が20歳の頃、弟が大学入学する直後に、離婚した。
オカンはそうとうオトンに、そして僕たち子供に鬱憤を溜め込みながら、家族での生活を過ごしてたんだと思う。そうなった今は、オカンはそれなりに楽しく過ごしていて、オトンもなんとか生きている。これはこれで良かったと思っているし、どんな形になろうと両親には感謝してもしたりない。
これから先のもっと年老いた時に、2人ともちょっとだけ.........いや多分相当寂しく思ってる思う。

たぶん、オカンもオトンも老後は勝手にするから気にせんでって言うだろうけど。いや、言ってほしい。僕は薄情者で最低だから。両親への感謝と、介護は結びつかない。彼、彼女が誰かとまた協力できる関係を結ぼうと言うなら、全力でバックアップしたい。書きながらも最低って思っている。僕は両親に縛られていたくない。


話を戻すと、協力関係(≒婚姻関係)を結ぶにあたっては、相手のスペックも趣味も仕事も考え方も国籍だって、違っていいのだ。
譲れない妥協点など無いに等しい。
極論を言うと、結婚相手は″誰でもいい″のだ。


失敗したっていいじゃない。

バツがついたっていいじゃない。

どれだけコミニケーション取ったって、人間分かり合えないこと、理解できないことなんて山ほどあるから。

一生一緒にいてくれやとか、永遠の愛とかそんなものはニセモノだって思うから。

別れたって命取られるわけじゃないんだから。
(統計的に離婚すると男性の寿命は縮むらしいけど...)

何もかもは終わらないから。

何度だってやり直せるんだから。

「結婚すること」≠「幸せ」だから。

そこがゴールじゃないから。


ということで、今月も配偶者探しにデートを重ねていく。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?