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八芳園が考えるロボットサービスのメリット

八芳園が考える「交流の未来」に向けての取り組みのひとつである、配膳・運搬ロボットの導入。サービスへのテクノロジーの導入に対して、人はどのようにロボットと共存していくのか。今回はロボットの導入がもたらすサービスの向上についてご紹介いたします。

配膳・運搬ロボット「Servi」の導入

ソフトバンクロボティクスの手掛ける配膳・運搬ロボット「Servi」

ソフトバンクロボティクス株式会社(以下ソフトバンクロボティクス)の手掛ける配膳・運搬ロボット「Servi」とは、飲食店やホテル・旅館・小売店などで従業員とともに働くことを目的に開発された配膳・運搬ロボット。

ソフトバンクロボティクスと八芳園は、配膳・運搬ロボット「Servi」を八芳園の宴会場で活用していく取り組みを推進するため、2021年4月連携協定を締結しております。

ソフトバンクロボティクスの手掛ける配膳・運搬ロボット「Servi」

この連携は、緊密な連携と協働のもと、交流の質向上と新たな交流のマネジメントを図るためのものです。各種調査・研究活動・事業の開発と検証の円滑な実施、また「Servi」の活用によるサービスの推進およびサービススタッフの省力化を図ることを目的としています。

実際にロボットを導入して得たメリットとは

連携協定における取り組みのひとつとして、八芳園のレストラン「Thrush Café」では「Servi」を2台導入し、下げ膳での運用を行なっております。

ロボットの導入は、「人にしかできないサービスとは何か」を改めてスタッフ全員で見直すきっかけとなり、下げ膳の時間がなくなったことにより、お客様に対してのさらなるサービスの向上が可能になりました。

八芳園レストラン「Thrush Café」にて運用される「Servi」

ハイブリット型イベント「交流の未来」の立食パーティでは、感染防止対策や衛生面の管理を徹底しながら「Servi」を作動させ、リアルとロボットが共存する実証実験を実施いたしました。

「Servi」を使用してご提供した料理と二次元コードのサービス

八芳園シェフが「Servi」での配膳に合わせた料理を開発し、料理と並んでいる二次元コードを読み取ることで、メニューやアレルギー内容を非接触で確認できます。このようにサービススタッフの省力化だけではなく、お客さまのスタイルに合わせたご提案も可能となりました。

これまで以上にお客さまと向き合うサービス提供

従来のサービスであれば注文の受注からキッチンへの伝達、料理の配膳・下げ膳のための往復、その後に取り掛かるテーブルの拭き掃除や除菌など、ひとりのスタッフがホールとパントリーを何度も往復することで生まれる時間。

その労力と時間を配膳・運搬ロボットによって削減することで、スタッフはよりお客様へ目を配る素早い対応に取り掛かることができ、サービス・交流の「質」の向上を図ることができました。

これまで以上にお客さまと向き合う時間が増えることで、スタッフひとりひとりがお客さまに対してよりご満足いただけるご提案を行なってまいります。

そして、パートナー企業の皆さまとともに、これからの時代における”空間”と”時間”、”人”と”食”の結合を創造する新たな交流マネジメントサービスの構築を八芳園は目指してまいります。

バンケット会場にて料理を運搬する「Servi」

八芳園は共創プロジェクトパートナーを募集しています。お問い合わせは上記WEBページより。


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